僕は子供の頃からよく母に「手に職をつけなさい」と、言われてきました。理由は「手に職があれば、どこへ行っても食べていけるから」なんだそうですが、その頃の僕にとって手に職といえば、職人の世界しか思いつきませんでした。
職人になるには、朝は早くから修業しなきゃいけないし、親方に叱られたら恐いな、と厳しいイメージしか思い浮かばなかったのを覚えています。僕は子供の頃、早起きが苦手だったんですよ。
現代でも職人さんのワールドは存在しますが「手に職をつける」と言えば、今はコンピューターやネットワークの技術を思い浮かべる人が大半なんじゃないでしょうか。母が言っていた通り、技術があれば本業でも副業でも稼ぐことができます。今日は手に職をつけるためにLinuxの話をしたいと思います。
- 新たな技術を取得して、高収入な副業をしようと考えている方
- Linuxが高収入って聞いたけど、Linuxって何?と思っている方
- Linuxは使えるけど、本業以外どんな仕事があるか知りたい方
- Linuxの需要はどこにあるか知りたい方
そもそも、Linuxとは?

僕は、初めてLinuxという文字を見たとき「トイレのメーカー」を思い出してしまいました。このサイトにたどり着いた人にそんな人はいないと思いますが、一般ユーザーには聞きなれない名前ですよね。ここで一応、Linuxの説明をしておきたいと思います。
LinuxはOSのひとつ
僕たちが普段、家電量販店などでWindowsのPCを買ってきたときは、電源を入れ、画面の指示に従って操作すれば、大抵使える状態になりますよね。基本的なアプリなども入っていることが多いですし、基本的な操作に苦労したという話はあまり聞きません。
しかしLinuxの場合、OSの機能はWindowsやMacなどとそれほど変わりませんが、比較するとOSやアプリケーションなど自分でインストールして構築する必要が多くあり、ネット上で操作方法を検索しても情報が少ない為、初心者には不向きと言われています。
Linuxはリーナス・トーバルズ氏が、元々自分のPCのために作ったOSで、世界で最も普及しているオープンソースのOSです。オープンソース、つまり無料で手に入り自由に改変可能な為、今日まで多くのエンジニアの手によって進化を遂げてきたOSだと言えます。
Linuxが活躍する分野
どちらかというとエンジニア向けのOSであるLinuxは、実際どのような場面で使われているのでしょうか。
サーバーや開発分野で人気
大規模なシステムを作ろうとしたら、多数のサーバーが必要ですよね。仮にそれをWindowsで構築しようとすると、莫大なライセンス費用がかかるわけです。それがLinuxなら何台立てても無料ですから、サーバー開発のコストが抑えられるんです。サーバー分野での需要が特に高いのはうなずけますよね。
スマホユーザーで知らない人はいないAndroidも、実はGoogleがLinuxをベースにして開発したスマホ用OSなんです。Linuxは自由に改変できますので、新しいOSやアプリを開発することもできるんです。
組込みシステム
僕は今、新しいテレビを購入しようと検討中なんですが、先日、家電量販店に行くと、AndroidとAppleどちらがいいですか?と聞かれてすごくビックリしました。スマホじゃないんだけどなぁ、と思いながら話を聴くと、テレビだけで音楽配信やゲームアプリなんかもダウンロードできるそうなんです。
それなら、ゲーム配信が取り込める機種がいいなぁと思ったのですが、それだけじゃなく音声認識システムもあって、もはや巨大なスマホか!?な状態です。これは、最近のテレビの多くにLinuxが搭載されているからなんだとか。
他に冷蔵庫やエアコンの便利な機能にも、Linuxが使われているみたいです。もっとすごいのは、車の自動安全運転機能もLinuxをベースに開発されているのです。大手自動車メーカーの多くがAGL(Automotive Grade Linux)に参加して開発を行っています。
こんな風に、自動車や家電製品のような特定の機能を実現するために設計されたシステムを組込みシステムといいます。あらゆるモノがネットとつながるIOT(Internet Of Things)時代を迎え、今後Linuxは更に大活躍すること間違いなしなんです。
Automotive Grade Linux とは?
Automotive Grade Linuxは、自動車メーカー、サプライヤー、テクノロジー企業を結集させ、コネクテッドカー向けの完全にオープンなソフトウェアスタックの開発と採用を促進する、共同のオープンソースプロジェクトです。LinuxをコアとするAGLは、新しい機能とテクノロジーの迅速な開発を可能にする事実上の業界標準として機能するオープンプラットフォームをゼロから開発しています。
引用: Automotive Grade Linux HP
Linuxの技術を活かして副業をしよう!

コロナの影響で在宅勤務になったり残業がへったりして、副業を始めてみようと思っている方も多いのでは。副業と確定申告についての関連記事はコチラ↓↓↓↓
ではLinux技術者が出来る副業にはどんなものがあるのでしょうか。
エンジニアとして
Linuxで副業を行おうとすると、まず開発系の仕事が思い浮かびます。案件も細分化されていますので、フルリモートでできそうです。反対にサーバー構築や運営・トラブル処理、ネットワーク機器の接続など、インフラエンジニアの仕事は現場で行う印象があり難しそうです。
しかしこちらも、クラウドの登場で副業としてもできる案件が増えてきました。クラウド環境での構築であれば、在宅やテレワークでもできますし、ツールによる自動化が進めば、運用や保守もリモートで行えるからです。
案件を探す手段としては、クラウドソーシングサービスを利用する方法と、求人案件に直接応募する方法があります。
エンジニアの種類について説明している動画がありましたので、詳しく知りたい方はこちらを参考になさってください。
コンサル・アドバイザー
Linuxに関する豊富な知識を活かし、サーバーのシステムやネットワークの構築をアドバイスしたり、コンサルティングしたりする副業が可能です。知名度の高いサイトやスマホアプリでの業務経験があれば、重宝されるでしょう。
本業での知名度が高ければ高い程、技術顧問やテクニカルアドバイザーといった肩書で高収入を得ることもあります。
講師業
Linuxは世界的に需要が高まってきているのに対し、それを使えるエンジニアはまだまだ不足しています。したがって、Linuxを学ぼうとする人は今後も増えると思われます。エンジニアを目指すコースを提供するスクールで、講師の求人を探してみましょう。
オンラインやビデオでの授業も増えているはずですので、時間に余裕のない方でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
これから学びたい人はどうしたらいいの?

リクルートが運営するTech総研によれば、30代インフラエンジニアの平均年収は575万円と比較的高めですので、副業でも高収入が期待できます。しかし、システムの保守・運用・監視といったエンジニアの入口ともいえる仕事では、最低年収も200万円と抑え気味になっています。
その反面、システム開発や通信インフラ設計・構築では最高年収が1000万円を超えていることからも、本業副業に関わらず、実績の他にスキルアップは欠かせないことが分かります。以下に学習手段を挙げてみました。もちろんこれらを組み合わせて効率よく学習するのもありですね。
スクールで学ぶ
通学して学ぶスクールでは、リナックスアカデミーが有名です。東京と横浜にしか校舎がないため、地方在住者には、マンスリーマンション割引プランも用意されています。
オンラインコミュニティ型のプログラミングスクールELITES(エリーツ)は、挫折しがちなオンライン学習を、講師や受講生同士でコミュニケーションをとることにより乗り越える形の学習方法をとっています。
独学で学ぶ
エンジニアになるための勉強法やLinuxのインストール方法など、ネット上には様々な情報がアップされています。自分に必要な情報を探すのは少し手間がかかるかもしれませんが、全て無料で学ぶことができます。
また、無料で学べるのはいいんだけど、ネットで見た文章や図はすぐに忘れてしまう。いちいち印刷するくらいなら買った方が早い。本を片手に操作するのがやりやすい、という方には、自分のレベルに合わせた書籍を購入して学ぶという方法もあります。
こちらは初心者向けではないようですが、業務で使いながら学べそうです。
サーバーを始めから構築したい人向け
資格を取得する
副業でも、web上で履歴書のようなものを送ることが多いはず。今までの本業や副業での実績を書いた上に資格も追加できれば、ちょっとカッコイイですよね。
NPO法人LPI-Japanが認定している日本版Linuxの技術者試験に、LinuC(リナック)があります。レベル1から3まである資格を取得すれば、技術力の証明になりますし、応募の時に役立ちます。今の自分の実力を知りたい方にもオススメです。
LinuCとは?
今のLinux技術者に求められるスキルは「クラウド」「オープンソースのリテラシー」「システムアーキテクチャの知見」であり、LinuCは、まさにこの3つを含みLinux技術者だけでなく、全てのIT技術者に求められる技術力を証明することができる認定資格です。
引用元:LPI-JAPAN HPより
まとめ

・ Linuxは主にエンジニア向けのOSである
・ サーバーや家電・自動車の組込みシステムで需要が多い
・ 無料で自由に改変可能な為、今後も需要が増え続けることが期待できる
・ 副業はスキルに応じてエンジニアやコンサル、講師業などがある
・ 学ぶことによってスキルアップもはかることが出来、認定資格もある
Linuxはネット上の情報が少ないと書きましたが、これはあくまで一般ユーザーに関することで、開発するエンジニアたちにはAGNのような技術者同士のネットワークが存在します。これらの情報を提供している人のほとんどが現役のエンジニアたちで、企業の垣根を越えたネットワークになっています。
それはLinux自体が元々オープンソースであり、エンジニアたちによって進化してきたものだからではないでしょうか。Linuxはエンジニアに優しいOSのようです。
僕にとって普段の生活では聞きなれないLinuxでしたが、意外と身近な分野で活躍していてその技術は将来有望なようです。これがまさに「手に職」ってやつですよね、お母さん。技術者として副業をしながら、将来の起業準備をしてもよさそうです。
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