法改正で何が変わる?副業に取組むときの時間管理の方法と注意点。

新型コロナウィルスが原因で働き方が変わったという方は多いんじゃないでじょうか。

実際に僕も通常通り出社することが出来なくなってしまったので、自宅にノートパソコンを持ち帰り作業をする、所謂リモートワークを行ってました。

リモートワークは自分のペースで仕事が出来ますし、会社に出社する時間が省けるので僕としては良い変化だったと思います。

他にも副業に充てる時間が増えたというメリットがありました。

僕以外にも本業と並行して副業をしている人は多いかと思いますが、リモートワークの流れで副業に充てる時間が増えた方も多かったのではないでしょうか。

副業に充てる時間が増えたことで注目すべきポイントがあります。

それは労働時間です。

なぜかと言うと本業で企業に勤めている人は労働基準法という法律で労働する時間が定められています。

しかし、副業は本業と同じように雇われているのか、どんな形態の働き方をしているかで労働時間に対する考え方が変わってきます。

後程詳しく説明しますが、今までは定められた労働時間を遵守するために副業の勤め先に対応をお願いしなければならないことがありました。

しかし、労働基準法の改正によって労働時間の規定に囚われず働くことが出来るようになったんです。

今回はそんな労働基準法における

•労働時間はどの様に計算するのか

•労働基準法改正案のポイント

•副業を続ける上での時間管理のポイント

以上3点について説明したいと思います。

https://tabuchi103.xsrv.jp/fukugyou/2020/07/08/fukugyou-kakuteisinkoku/

働く時間はどう決まってる?

労働基準法で定められている労働時間について

まず労働基準法において労働時間がどのように規定されているか見てみましょう。

労働基準法第32条によると労働時間というのは

(労働時間)

第三十二条 使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させては  ならない。

2 使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働 させてはならない

参照:労働基準法32条条文

このように規定されています。この規定は本業で会社に勤めている方にはお馴染みの話だと思います。

つまり

•1週間につき40時間を超える労働

•1日8時間を超える労働

この2つの時間を超過することを禁止しています。

もし超過してしまった場合には割増賃金を支払う様規定されているんです。

僕は現在会社員として働いていますが、就業時間を管理するために、出勤、退勤時間をPCを使って把握、万が一残業する場合は申請して上長の許可を得る等、企業が時間管理をしている現場を肌で感じています。

本業だけに従事しているのであれば、実際の労働時間と会社が管理する労働時間の間に大きな隔たりはないでしょう。

ただ、ここで副業が絡んでくるとどうなるのか見てみましょう。

下の図のように昼間は本業で、夜は副業していた人がいるとします。見てわかるように本業で労働基準の規定内で働いていても、副業の時間をプラスすると規定をオーバーしてしまってます。

参照:厚生労働省【副業・兼業の促進に関するガイドライン】

従来の規定では、このオーバーした時間分の割増賃金は副業の勤務先で支払わなければいけませんでした。

きちんと割増賃金を支払う会社であれば問題ないですが、本業の就業時間をきちんと把握していなかったりを理由にうやむやにされてしまうケースも多かったようです。

副業している人も本業の勤め先にバレたくないので、仮に割増賃金が支払われなくても何も言わない人もいたようです。

では改正される法案では、労働時間に対する規定がどのように変わるのかを見てみましょう。


労働時間はそれぞれの雇用先で算出する

2016年9月に初会合が開かれた内閣府の規制改革推進会議では、労働基準法32条の内容について審議されました。

働き方が多様化してきた社会変化を背景に、労働時間の通算の方法を見直す議論がされました。

今までの規定と違い、改正案では合算して計算していた労働時間をそれぞれの雇用先で区分して計算することになりました。

つまり先程の例で言うと、本業5時間、副業4時間なので計9時間の労働時間とみなしていたものが、本業と副業それぞれで規定の中に収まるよう改正されました。

一見すると労働時間に対する縛りがなくなったので、副業を始めたい人にとっては働き先の選択肢が増えて良い改正のように見えます。

勿論今まで本来支払われるべき割増賃金が支払われ、クリーンな労働時間管理を企業にされることは悪いことではありません。

しかしここで注意しなければならないのが、規定が改正されることで、労働時間に対する縛りがなくなり過剰に働かされてしまう可能性があることです。

気を付けないと過剰な労働時間を取ることになり、その結果私生活にも悪い影響を及ぼしてしまいます。

過剰労働に陥らない様、副業先の労働時間の調整をきちんと行う様にしましょう。

副業をアルバイトなどの相手先と雇用関係が発生する仕事を選択すると、今まで説明した様な時間管理に気を付けないといけませんが、仕事の内容によっては雇用関係が発生しないので労働時間に対する縛りも生まれません。

例えば、実際に僕か行っている副業はアルバイトでなく、インターネット上で仕事の依頼を受ける仕事です。

依頼先との雇用関係は発生しておらず、都度報酬を受け取る業務委託なので収入も毎月定額ではなく、成果に応じて受け取っています。

依頼先から仕事を請け負うに当たり、労働時間を気にする必要はないのでとても楽です。

ただ、気を付けなければならないポイントは労働時間の縛りがない分、全て自己責任で管理しなければならないことです。

気が付けば副業にとても多くの時間を取られてしまい、本業とのバランスも崩れ、更にはプライベートの時間も取れなくなってしまう、、、気を付けないとそんな事態になりかねません。

副業を続けて成功させるには自分自身での時間管理がとても大切になります。

これからは僕も実践している、副業を効率的にこなす為の時間管理の方法について説明したいと思います。

副業が成功する時間管理の方法とは

ここで簡単に僕の今の状況を説明します。

僕は30代で日中は会社員として働き、妻と息子の3人暮らしです。

副業で収入を得たくても、家族がいる僕にとって全ての時間を副業に充てるわけにはいきません。

つまり限られた時間の中で、いかに効率的に、生産性を上げるかが重要になります。

副業はスマホで出来る仕事を選ぶ

例えば飲食店やスーパーなどの実店舗で働くとなるとどうしても時間の拘束が発生してしまいます。

普段本業をやっている人なら尚更で、自分のプライベートの時間を犠牲にしないと稼げませんでした。

しかし、スマホが普及してからはその価値観は大きく変わりました。

おそらくこの記事を見ている方は皆さんスマホを使っていると思います。これだけ普及率が高くなると当然スマホを使って仕事が出来る人を探す個人や企業も増えてきます。

僕も実際にクラウドワークスというアプリを使って仕事を探してます。

クラウドワークス

簡単なアンケートの入力やデータ入力、記事の作成や動画の編集など仕事の種類も様々です。

僕が副業を始めるに当たり重要視したのが全ての作業をスマホを使って出来る仕事を探すことです。

なぜかと言えば、スマホで仕事が出来れば自分の空いてる時間を効率的に使えるからです。

僕は1人暮らしではないので、副業に充てられる時間は限られています。

でもスマホを使えばちょっとした隙間時間に作業が出来ます。

実際に僕は普段会社に勤めていて営業の仕事をしてますが、お客さんからお客さんへの移動時間、昼休み昼ご飯を食べた後の休憩時間、事務所での作業している間の休憩時間を使って作業してます。

一回の作業は5~10分位ですが、例えばそれを1日積み重ねると1時間程の時間を確保出来ます。

それを平日5日続けると5時間も副業に時間を充てることが出来るんです。

5時間もあればかなり色々な作業が出来るので、充分副業として稼ぐことも出来ますよ。

副業を習慣化する

とは言え僕のように営業の仕事であれば、外出している間に時間を取ることも出来るかもしれませんが、中には常に事務所にいて隙間時間の確保が難しい人もいるかもしれません。

また隙間時間が出来たら作業しよう、時間に余裕があったら作業しようと考えていると中々副業を継続させることが難しいです。

何故かというと、人は「時間が空いたら作業に取り掛かろう」と考えていると、いざ本当に時間が取れても楽な方に逃げてしまうからです。

つまり、せっかく時間が確保出来ても関係のない動画を見たり、ゲームをしてしまい肝心の副業はまた別の時間が取れたら着手しようと考えてしまいます。

しかも、1度挫折してしまうと再び副業するエネルギーを取り戻すのは難しいです。

そんな時にお勧めなのが、副業を習慣化することです。

具体的には普段自分が必ず行う習慣に副業の習慣をくっつけてしまうんです。

そうすることで、半強制的に副業の作業に取り掛かれるようになります。

最初は強制的な力を利用しますが、慣れてくれば自然と作業に取り掛かれるようになるんです。

例えば、皆さんが普段必ずやる作業として歯を磨く、ご飯を食べる、通勤するために電車に乗る、昼ご飯を食べる、お風呂に入る等々必ず行っている習慣があると思います。

実際にトイレにスマホを持ち込む、ご飯を食べる時までスマホを見るかは各自にお任せしますが(笑)、例えば普段必ず電車に乗る人は「電車に乗ったら副業に取り掛かる」こんな感じで今ある習慣に副業の習慣をくっ付けてしまうんです。

この数が多い程副業に充てる時間が多くなりますし、途中で挫折するリスクも減ると思います。

副業はコツコツ続けることが大切

少しオマケの様な話にもなりましたが、副業するに当たっての時間の使い方について説明してきました。

本業をしている人が副業を始めてすぐに成果を出したり、効率良く仕事を進めるのは難しいです。

でも難しいからといってすぐに辞めてしまうと非常に勿体ないので、まずは少しずつでも続けることを意識しましょう。

慣れてくれば効率も上がってきますし、時間の使い方も上手くなってきます。

上手くいかないからといって、自分を責める様な事も良くありません。「本業もあるんだし、すぐに上手くいかなくても大丈夫」これぐらいの心持ちでいましょう。

まとめ

これまで副業に関する時間管理について説明してきました。

冒頭でも説明しましたが、労働基準法の改正に伴い、労働時間に対する規制は以前と比べて強くない傾向になりつつありますが、その分自己責任の範囲が広がったと思います。

特に副業に関しては自己統制しないと上限なく、時間を割くことになってしまいます。

せっかく副業してゆとりのある生活や気持ちの充実感を得ようとしても、労働時間に圧迫されて体と心の調子が悪くなれば元も子もありません。

僕が実際に取り組んでいる時間の使い方も参考にしていただきながら、上手に副業に取り組んで是非成功していただきたいと思います。

https://tabuchi103.xsrv.jp/fukugyou/2020/07/08/fukugyou-kakuteisinkoku/

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