食物繊維とうつの関係~突然やってきた他人事でないこわさ!

僕が聞いたうつの怖さを身近に感じた話です。実際にあった話なのでうつの怖さが読んでもらえたらわかるようにストーリーにしました。登場人物は3人とその他です。

エステサロン店長      以下:店長                 

新人エステシャン      以下:新人

お客様           以下:お客様

それは1本の電話から始まりました…

「〇〇ですけど、昨日ありがとうございました。(新人)に指輪あずかったけど忘れて帰って来てしまったのよ、夜に気がついて10時に開店なのですぐに電話したの、ありますよね?」前日オイルマッサージを受けたお客様からの電話でした。

「そうでしたか?担当の(新人)から何もお聞きしてなかったもので申し訳ございません。今日(新人)はお休みですが確認いたしまして、すぐにご連絡差し上げます」と電話を切りお部屋に急いで探しに行きました。隅々まで探したが、指輪は見当たらない。

嫌な予感がした

(新人)に電話で確認した内容が、リンパマッサージをするので指輪を外してもらった。テッシュで包んで棚に置いておいた。その後違う部屋で、他のお客様にお手入れをして、その後4人施術に入りいつのまにか忘れていた。電話があるまで思い出すことも無かった。

夜の掃除の時もB子がしたのでわからないとの返答。(新人)の後にお部屋を使用したA子はテッシュのゴミを捨てた記憶がある。まさか指輪とは気が付かなかった。エッ!悪い予感が当たってしまったかもと一瞬頭によぎり心臓がたかなった。頭は真っ白に、急いでゴミ捨て場へ走りました。

息を飲んでゴミ捨て場で立ちすくんだ…遅かった!ゴミ捨て場には、ゴミ袋はひと袋も残っていない空っぽの状態でした。業者が持ち帰った後でした。業者に確認して、探す方法を尋ねましたが、無理というそっけない返答でした。

お客様にお電話で事情をお話しした後、自宅にお詫びに伺いました。心から申し訳ないと感じ、ただお詫びを繰り返しました。しかしその内容はさらに心が痛くなる内容でした。結婚指輪で結婚してから15年外した事がなかった。

知り合いの宝石店でオーダーで作ってもらい、その方も亡くなって2度と作ってもらえない、思い入れのある大切な指輪でした。お客様の指輪への思いをお聞きして、胸が熱くなりました。結婚指輪というだけでなく、友人との思い出の指輪でした。

今までエステに通って一度も指輪を外してといわれなかった。新人で一生懸命なので外す様に言われついはずしてしまった。こんな事になるなら外さないと良かった。怒るわけでもなく淡々と悲しそうにつぶやいていた。どんな言葉も出ませんでした。

今後のことは会社と相談させていただく、お客様のお気持ちを一番に対応させて頂く事とまた改めてご相談に伺う事を約束して帰りました。

(店長)なぜ指輪あずかったのですか?必ずバックに入れて頂くか、アクセサリーケースに入れないと、教育でも教わってましたよね」(新人)「スミマセン…時間押すと思って又ロッカーまで行くの時間かかると思い、スミマセン、、グスッ」涙

気持ちは痛いほどわかった。かなり反省して動揺していたので「今後も私がすべて対応します。」「でも1度は一緒にお詫び行きましょう。どお、行けそう?」興奮して泣き崩れました。明らかに無理と判断して、全て私が対応する事に決めました。

お見舞い金の提示と同じ模様と形をにオーダーで作成する指輪を作る事でご納得頂き来ました。もちろんそれで済んだとは、思ってませんがとても良いお客様で、何とか解決に向かったと思った時に、ほっとしたのもつかの間、思いもよらぬうつとの戦いがはじまりました。

「店長!(新人ちゃん)またはじまった」うつの始まり…

そういう出来事があった後、(新人)は1人目のお客様に入る時に、過呼吸になります。泣くのをなぐさめ励ましてお部屋に送り、そっと聞き耳たててると、お客様と新人の会話で笑い声が聞こえてきます。

安心して受付に戻り通常の仕事をするということが、毎朝の決まり事になりました。2人目のお客様からは普通に入れる様に見えました。しかし、だんだん2人目のお客様も同じ状態になり、お客様に入ることがかなりのストレスとみえます。

痩せて来て軽い痙攣のような症状も出て来ました。「店長私瞳孔開いてる?見て私どうしよう」目を見せてもらうと瞳孔が開きっぱなし、とても仕事のできる状態ではなくなってます。お母さんに連絡して、病院へ行くように進めました。

お休みする様に言ってもそれでも自分から休まない。真面目で責任感が強く、迷惑をかけたという思いがあり、苦しくともお店に出勤してきます。周りも晴れものに触るようになりました。段々状況が悪化してきました。

施術に入る前はいつもベットで横になり、お客様との会話も思うようにできなくなり、施術をするだけになってきました。スタッフとの会話も必要最低限の伝達事項のみ、ミスが多くなり、忘れっぽく、仕事に責任を持たせられない、誰かが確認しなければいけない状態です。

全身からつらいオーラが漂っています。うつの人は限界まで頑張ると言うのを知ってはいましたが、仕事はもう限界という状態ですが、本人はまだ続けようと頑張るのです。誰もが見ていられない姿です。新人を見ると皆がつらくなりました。

お母さんにとても仕事のできる状態ではない事を説明しました。早急に病院へ行かなければいけない状態である事、皆が心配している事をつたえ、家族で無ければこれ以上は出来ない事とお店での状況をお話し致しました。

ご理解いただいた上で、仕事は難しいのでは無いか本人の為にも仕事から離れた方がいいのではないかお伝えいたしました。その後うつという診断が下され、1年以上の療養が必要となりました。

どんなに好きな仕事でも、お客様に入る事がストレスになるため、環境を変え療養をする事になりました。今でも彼女の入社時の笑顔と最後の顔が忘れられません。うつの難しさ、過剰なストレスの怖さを経験しました。

鬱に対しての知識のなさと、もっと出来ることがあったのではないか?こうしてあげれば良かったと後悔もあります。この新人スタッフの事がきっかけで、ストレスやうつの勉強をしました。

脳や気持ちばかりを考えてました。腸の凄さと誰でもがストレスに立ち向かう事が出来ることを知りました。腸内フローラの重要性と食物繊維を食事の中に取り入れていく事の大切さを知りました。

特に野菜の栄養価が下がっている今ぜひ皆さんに読んで頂きたい内容です。

ストレスをコントロールするのは実は…腸だった!!

体の調子が悪く、病院へ行ってこれといった原因が見当たらず「ストレスのせいですね」と言われた事はありませんか?これをすれば、ストレス解消する方法は今のところありません。「ストレス性」とはストレスのせいで自律神経が乱れているのが原因ということなのです。

そして自律神経に影響を与えているのが腸です。自律神経と腸はお互いに影響しあっています。腸内の細菌バランスを整えて腸の働きを良くすると自律神経が整います。又自律神経のバランスを整えると腸のバランスが整います。

腸の働きを活発にして自律神経を整える事が出来る

自律神経って何?

脳の視床下部から全身に行き渡っている末梢神経のひとつです。血行、消化吸収、体温調節24時間コントロールしています。

自律神経を車に例えると

交感神経…活動的に体を動かすアクセルのようなもの、昼は交感神経が活発で、朝起きて、仕事をしたり、行動を始める。

副交感神経…体をリラックスさせるブレーキのようなもの、ゆっくり心身を落ちつけて、リラックスしてぐっすり眠るという働き

交感神経と副交感神経は片方が活発だと片方が抑えられるバランスで働いており、昼間は交感神経が活発、夜は副交感神経が活発1日のリズムで動いています。

神経の記事
過去記事の【こうちゃんとふくちゃんの関係】でさらにわかりやすく説明してます。ちょっとこの神経の名前に苦手意識があったら参考にしてくださいね。

腸の働きも自律神経が左右している

血管の働きをコントロールしている自律神経は、腸の働きもコントロールしています。その働きは血管とは逆にります。

交感神経活発…血管は収縮 腸は拡張

副交感神経活発…血管拡張  腸収縮

例えば腸が波打つように動く腸の蠕動(せんどう)運動が弱くなる事が便秘の原因の一つとされています。夜中に副交感神経が活発になると腸のぜんどう運動がおこります。自律神経が乱れると腸の拡張、収縮のバランスが乱れ、便秘になります。自律神経などでお腹をこわすのも、自律神経の乱れが原因で腸の不調にもなります。ですから腸の環境を整える事で、自律神経の働きを整える事が出来るのです。

腸ってこんなに凄い?腸の驚く働き

  • 脳からの指令なしで動く臓器‥ほとんどの動物は脳ではなく、[腸]から形成されています。腸は脳と全く関係なく独自に働く神経系を持っているため、脳からの指令がなくとも唯一働く事のできる臓器なのです。腸は第2の脳とよばれています。(ストレスでお腹が痛くなったり、便秘になったり)
  • 免疫をコントロール…腸には、体の中にある免疫細胞の70%が存在しています。体内にはいってきた細胞やウィルスなどを腸内で撃退するだけではなく、血流にのって全身に運ばれ、身体中で戦うようになります。(免疫力アップ)
  • 幸せをコントロール…幸せや愛情を感じるホルモン「セレトニン」脳での分泌に、腸内環境が関係しているといわれております。(気持ちの安定)

100兆個の細菌腸内フローラで、ストレス対策

腸内には善玉菌と悪玉菌だけでなく、無毒株の大腸菌や連鎖球菌といった「日和見菌」も存在しています。善玉菌・悪玉菌どちらにも属さない腸内細菌ですが、いずれかが優勢になると同調する特徴があります。

腸内細菌の理想的なバランスは、善玉菌2割・悪玉菌1割・日和見菌7割です。このバランスが崩れ悪玉菌が優勢になると、身体に様々な悪影響をもたらします。腸内細菌を善玉菌優勢となる様な食事や生活環境を意識して、取り入れて行きましょう。

又腸を健康に保つ事は、子供を丈夫に育てられる言うことです。腸内細菌の組織パターンは生後約1年の間でほぼ決まるため、1年の間にお母さんと触れ合って、出来るだけたくさんの菌と接触させておきましょう。

ストレス対策は食物繊維を取ること

ストレスやうつの対策には腸内環境大切→腸内環境を良くするに食物繊維をとっていく事です。年末年始、お節や飲み会も多くなります。お正月くらい友人や家族と食事内容気にせず。楽しみたいですね。しかし普段の食事には食物繊維を取り入れた食事を意識して取る事は、体調にも精神的にも重要です。

うつは腸内環境とも関係があり、腸内環境を整えるとストレスが減るといわれています。腸内環境を整える食品・栄養素は、乳酸菌やビフィズス菌、オリゴ糖、食物繊維で、乳酸菌やビフィズス菌はヨーグルトや乳酸菌飲料で、食物繊維は野菜などで摂取できます。


アミノ酸…必須アミノ酸が不足すると、気分が落ち込みがちになります。必須アミノ酸は、肉や魚、卵、大豆、牛乳などに含まれる良質なタンパク質から摂取するとよいでしょう。

脂肪酸…DHA 、EPAなどの脂肪酸は、魚に多く含まれることが知られています。DHA、EPAは脳などの中枢神経系で重要な役割を果たしています。

まとめ

  • 1本の電話から、うつとの戦い
  • うつとストレスを改善するのは腸内フローラ
  • ストレス対策には食物繊維
  • うつ対策にも食物繊維

ストレスやうつ病を考えますと気分転換や旅行などリラグゼーションや心療内科とイメージしますが、実は腸がとても影響している事がわかりました。その解決策が食物繊維!!免疫にも関わることを知り、毎日の食生活の中に食物繊維を意識して取り入れて行きましょう。

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ABOUT US

管理栄養士で主に食物繊維に関して記事を作成していきます。動画では結構栄養に関して色々動画作って解説していきます。 僕は老人ホームや保育園給食などで勤務してました、料理もできます。商社に勤務もやっていたので、食品の調理から開発、品質管理、流通、販売まで幅広く網羅しています。 動画やブログでは知らない人に向けて簡単な内容で書くように心がけていますので、より詳しく知りたいと思った方にはメルマガにて配信しています。