副業の事業所得。夫の扶養に入ったままで起業できるのはいくらまで?

花

ご存じですか?主婦でも、夫の扶養に入っていながら起業することが「可能」なんですよ。

得意の手芸を販売したり、在宅でWEBライターなど、得意なことや好きなことで起業すればメリットがたくさんあります。

この記事では以下について説明していきます。そんな奥様がいるサラリーマン旦那様にも読んで欲しい内容になっています。

  • こんな主婦は起業がおすすめ
  • 主婦が起業するメリットとデメリット
  • 起業する方法
  • 扶養に関して注意点
  • 確定申告

こんな主婦は起業がおすすめ

手芸が得意な主婦の華子さん。最初は趣味で作ったビーズジュエリーを「売れればうれしいな」ぐらいの気持ちでフリマに出して販売していました。

そしてだんだんと腕前も上がってきて今では注文も来るようになってきたそうです。

私、起業したいの。でも、今は夫の扶養に入っているし、無理?

華子さんのように自宅で作業して得るお金は「事業所得」といって、パートやアルバイトなどどこかに勤めて給与をもらう「給与収入」とは別の種類のお金です。

そして、華子さんのような個人事業主の「所得」とは、収入から必要経費を引いた金額の事をいいます。売上げ-必要経費=所得

難しい話は後にするとして、結論から言えばこの「所得]が130万円未満なら、扶養に入ったままで個人事業主として起業できるという事です。

わぁ、うれしい。扶養に入ったままで起業できるなら旦那も嫌がらないかもしれないわ。

主婦が起業するメリットとデメリット

主婦が起業するメリットは実はたくさんあります。

メリット
生活面
  • 子育中でもできる
  • 家庭の都合優先で行動できる
  • 自分の趣味を活かせる
  • 世間との関わりが増えて社会性が身につく
経済面
  • アイデア次第でパート・アルバイトより稼げるようになる可能性が高い
  • 経費を計上することができるので、パート・アルバイトより節税できる

はやる気持ちは分かりますがちゃんとデメリットも確認しておきましょう。

デメリット
生活面
  • スキルを常に磨く必要がある
  • 家族の理解がないと難しい
経済面
  • 収入が安定しない
  • 扶養から外れたくない場合は注意が必要
  • 日々の取引について管理(記帳)しておかなければならない

それでは、実際に主婦が起業して事業主になるにはどのような手続きが必要なのかを次で見ていきましょう。

起業する方法


個人事業主の開業方法は、管轄の税務署へ行って「開業届」を提出するだけで、誰でも簡単に個人事業主になれます。

引用:国税庁HP

お母さん、頑張って!

続いては、主婦が起業しても夫の扶養範囲で働きたい場合の注意点を確認していきましょう。

扶養には2種類ある

「扶養」には2つの種類があります。

税金(所得税、住民税) 扶養する側=夫が節税でお得
社会保険(健康保険、年金) 扶養される側=主婦は負担なしでお得

扶養から外れたくない場合の注意点

所得税・住民税などの税金

 所得税について
個人事業主の事業所得とは、収入から必要経費を引いた金額のことです。

個人事業主として確定申告する時に青色申告で一定の条件を満たすと、収入から必要経費を引いた上にさらに65万円(青色申告特別控除)を引くことができるのです。これについて後ほどもう少し詳しく説明しますね。

収入-必要経費-65万円=所得となって、その所得金額が48万円以内であれば、扶養内ということとなります。所得税は課税されません

住民税について

住民税については住んでいる自治体によって課税基準が異なるので48万円以下でも課税されることがあります。各自治体に問い合わせる必要がありますよ。

健康保険・国民保険などの社会保険

健康保険国民年金
収入-必要経費が130万円以内なら負担はありません。

社会保険は103万円、税金は130万円が扶養のままでいられるか、外れるかの境界線になるのです。

夫の扶養から外れると、夫は税金が高くなり、主婦の華子さんは自分で健康保険料や国民年金保険料を支払ったりする必要が出てくるため、出費が増えてしまいます。

事業所得の確定申告

ところで、個人事業主として税務署に届け出を出すと、毎年「確定申告」が必要になります。

青色申告詳細な帳簿を書く必要がある代わりに、節税できる特典がある
白色申告個人事業主以外は一般的にこちら。簡単に作成できる

「確定申告」には上の2種類の方法があって、少し手間がかかる「青色申告」のほうがメリットが大きいです。せっかく個人事業主になって開業したなら「青色申告」で賢く節税したほうが断然いいですよね。

最近は会計ソフトで簡単に帳簿付けができるので、事業がまだ小さなうちから導入してしまうのがオススメです。

青色申告で節税できる特典

青色申告特別控除

引用:国税庁HP

改正前は扶養に入ったままで所得税がかからない範囲は収入₋必要経費₋65万円が38万円以内でしたが ▼令和2年度の申請から

収入-必要経費-65万円 (青色申告特別控除)が48万円に扶養の範囲が広がりました。

ただし、以下の条件もあります。

引用:国税庁HP

ここで僕がおすすめなのは個人事業主の開業届からサポートしてくれるこの会計ソフトfreeeです。レシートの管理も写真に撮るだけでサクサク。もちろん青色申告の時はe-TAXできるので特別控除も受けられますよ。

引用:会計ソフトFreee
個人事業主におすすめ

損失の繰り越し

事業所得が赤字になってしまったら確定申告はする必要はないのですが、しておくと翌年以降に黒字になった年にその赤字の分を相殺することができます。黒字の売り上げから赤字がマイナスされるからこれも節税になります。

その他にもお得な特典

青色申告の特典はその他にもあります。以上が代表的なものなのでその他も気になる場合は別途国税庁HPで確認してみて下さい。

個人事業主になるかどうか家族でよく相談してみます

まとめ

シーグラス

いかがでしたか?主婦でも、夫の扶養に入りながら個人事業主として起業することは十分に可能なんです。

でも、扶養の範囲ばかりを気にして事業所得をセーブするよりもセンスとアイデアでどんどん事業が発展していったら夢が広がりませんか?

扶養から外れてもご家庭の経済がもっと豊かになるのなら、それもまた良いのではないでしょうか。


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