ダイエットで一番怖い事って何ですか?
僕はですね…せっかく痩せたのに元に戻ってしまう&以前の体重よりも太ってしまう…そう!リバウンド。実は昔、ダイエットをしてリバウンドをした事があって…すごく辛い思いをしたんです。その頃の僕は”脂肪のせいじゃなくても”…とにかく体重が増えるのはイヤでした。
”水分のせい”とわかっていても”増えた”という事実があると、心の中がモヤモヤしていたんです。なぜかというと、”デブではないと分かるのは体重だけだ”と考えていたから。だから、すごく数字に固執していたんです。
明らかに軽い体重ならデブって言われないし、言われたとしても「今○○キロだけど?」って自信持って言えます。その”自分への自信”と…太っていないと証明できる”唯一の証拠”が欲しくて必死でした。
だから何が何でも、体重を減らしたかったんです。
でも停滞期になって体重が減らなくなり、イライラし始めた時に”甘い物が食べたい・沢山食べたい”という気持ちが、いきなり強くなったんです。その気持ちに勝てず…何回も続けて過食してしまいました。その結果はリバウンドして元の体重以上に…当然ですね。
当時は、停滞期への知識がなくて失敗してしまいました。皆さんに、僕のような失敗をしてほしくはありません!この記事を読んでいる人は、きっとリバウンドや過食に悩んでいる人だと思います。中には”自分は摂食障害かも”と不安に思う人もいると思います。
これから摂食障害やリバウンド、対策方法を紹介いたします。これを読めば、きっと今の苦境を乗り越えて、ダイエットを成功させる事ができるはず!リバウンドしても…諦めなければ、まだまだ巻き返せます。しっかり知識をつけて下さいね!
摂食障害とは?
太る事に対しての執着と幸せ(セロトニン)不足かも…
過食症も拒食症も”太る事への恐怖が強い”。過食の人は食べても、太る事が怖くて…指を口に入れて嘔吐・下剤で出してしまいます。拒食の人は太るのが怖くて、食べる事を拒みます。この2つは違うようで、実は同じ摂食障害なんです。
摂食障害はダイエットの反動で起こる事が多いんです…
自分が太っていると思い込み、食べる事への罪悪感を持ちます。食べてしまうと、太るんじゃないかという恐怖を感じ耐えきれず”吐いてしまう・食べる量を極端に減らしてしまう”んです。
僕もそうだったので、その気持ち…よくわかります。太っている自分が嫌で体重を減らしたい。ご飯を食べると”今食べた物が脂肪になって太る”と自分を責めちゃうんです。僕は何十回か吐こうとしたけど、嗚咽(おえつ)しただけで吐けず…諦めました。
”食べたいけど太りたくない”という気持ちが強く、食事の度に自分を責める辛い日々でした。家族や周りには”痩せてる”と言われても、鏡に映る自分は太っているようにしか見えませんでした。自分より細い人と比べて、自己嫌悪…。身体も精神も辛いんですよね…。
摂食障害の原因は”栄養不足”と”精神”。まずは精神から説明します。ストレスが溜まると、脳が緩和しようとして”甘い物が食べたい”と思わせます。なぜかというと、甘い物を食べると一時的にセロトニンが増えて、心が安定するから。
それに”食べる事”によって副交感神経が働いて、気持ちが落ち着きます。”甘い物+食べる”のダブル効果で心を安定させられる、という事なんです。
でも…それが習慣化してしまうと、いつの間にか甘い物を食べて”幸せな気持ちになる事がクセ”になり、甘い物に依存してしまう危険性が…。
会社や学校、家庭など色々な所にストレスはあります。でも、それ以上に好きな物を食べられないのは、かなり辛い…。食事は毎日あります。その度に我慢していたら、そりゃあ溜まりますよね…。太る恐怖&好きな物を食べられない事のダブルストレスが。
だからこそ、ダイエットで摂食障害になる人は多いんです…
幸せホルモンのセロトニンは、リラックスした時や笑った時に分泌されます。でも自分への不安・恐怖・怒りが心に溜まっていては、なかなか幸せを感じる事はできませんよね。心は自分を幸せにしたくて、脳が指令を出しているのかもしれません。
むちゃ食い障害とは?
2時間以内の短時間で、沢山の食べ物を詰め込むように食べる事。食べ過ぎて気持ち悪くなる(嘔吐)まで食べ続けてしまうんです。”お腹いっぱいでも目の前に食べ物があると止められない”、”食べ方なんて気にせず本能のまま食べ続けてしまう”という人は、むちゃ食い障害かも…。
こう聞くと“過食症じゃない?”と思いますよね。ちょっと違うんです。過食症は食べてから”太るかもしれない”という罪悪感から、下剤や嘔吐して太らないように出そうとします。でも”むちゃ食い”は太る事への罪悪感は薄く、出そうとはしません。
頻度としては、少なくても週2日から起こるそう。原因はストレス、あとは食事制限などのダイエット後になりやすくなるんです。 ”食べたい!”という気持ちのコントロールができなくて、苦しんでいる人は多い。でも、病院へ行けば治療する事ができますよ。
リバウンドとは?
ダイエット前と同じ体重に戻る・それよりも太ってしまった…というのがリバウンド。リバウンドの原因は、身体が停滞期・基礎代謝が低いため。
僕のようにリバウンドで挫折してやめる人もいれば…ダイエット→過食→リバウンドを、ずっと繰り返す人してしまう人も。これ以上リバウンドしないために、しっかり読んで下さいね!
1. 停滞期
食事制限系のダイエットをすると、身体が少ないエネルギーでやりくりしようとしています。その状態の身体にダイエット前の食事をすると、カロリーが余ってしまい中性脂肪(皮下脂肪や内臓脂肪)として蓄えられてしまうんです。
例えば、ダイエット前に2000カロリー食べていたとします。ダイエットで1400カロリーに制限すると、身体は学習して1400カロリーでやりくりを始めます。すると-600カロリーだったのが0(停滞期)になってしまうんです。±0なので体重は減らず、維持状態に。
身体が停滞期なのに、2000カロリーに食事を戻したら+600カロリー。これが脂肪になります。停滞期は、身体が”どんな環境でも生き残れるように適応しよう”とする身体の変化。この変化がなければ、人間は生きていけません。
気持ち的には”ハイ!ダイエット終わり!”と思っても、元の↑1日2000カロリー消費の身体に戻るには時間がかかります。人によって戻るまでの期間が違い”1週間”の人もいれば”数カ月”の人もいます。早く戻って欲しいですよね…。
2. 基礎代謝が低下
基礎代謝の低下は、ダイエットによる筋肉低下が原因なんです。筋肉が減る理由は③つあります。まず①つ目は、運動をしないで食事だけで痩せようとすると…身体が”少ないエネルギーをやりくりしよう”と、筋肉を分解してしまう。
気持ち的には”分解して欲しいのは筋肉じゃなくて脂肪!“と思いますよね。でも残念ながら、最初の内は脂肪ではなく筋肉が多く分解されてしまうんです。
②つ目は、運動しなかった為に筋肉が小さくなってしまう。筋肉は使わなかったら小さく(減る)なります。次の③つ目に関しては”運動してるよ!”という人は特に要注意!タンパク質と糖質不足。きちんと摂っていますか?野菜ばかり食べていませんか?
筋肉が大きくなるためには、タンパク質と糖質が必要なんです。タンパク質のカロリー・糖質を気にして控えていると、筋肉は育ちません。筋肉は傷き補強されて強くなるので、治すためには材料が必要なんです。足りなければ強く(大きく)なりません。
筋肉分解+運動不足(筋肉小さくなる)+栄養不足=筋肉減る(基礎代謝が低下)
基礎代謝は脂肪を燃やしてくれるだけではなく、生命を維持(呼吸など)するために必要なモノ。基礎代謝が減ると…痩せにくい体質になるだけではなく、冷え性やむくみにも。 基礎代謝が下がっても、良い事はなにもありません。
過食が止まらない…どうしたらいい? 5つの対処法!
- ストレスを減らす
- 体重を気にしない
- 他の事をする
- 自分の体型を見直す
- 栄養不足
①ストレスを吐き出す事。ストレスを受けないようにするのは、なかなか難しいですよね。でも、溜めずに発散する事はできます!でも大切なのは、食べる事以外で発散する事なんです。運動や趣味をやると発散できますが、”運動は苦手・趣味はない”という人もいると思います。
そんな人におススメな記事を紹介します。泣く事で、ストレスを発散できるんです。実は笑う事よりも泣いた方が有効だと、科学的にも認められています。
でもただ泣くのでは効果はありません。ある条件があるんです。その条件が気になる人は、ぜひこちらの記事をチェックしてください!
②体重を気にしない事は難しいですよね。僕もそうでした。実は親に”気にするのをやめなさい”と言われた事がキッカケ。それから心がけてはいたものの…+0.1キロでも増えると人生の終わりくらい絶望する僕には”体重を気にしない”なんて無理でした。
でも自分を責める生活に疲れて鬱になりそうになり、そこでようやく…”気にするのをやめる決意”ができたんです。そして、ついに地獄から抜け出す事に成功しました!
その方法とは…体重を量らない事。最初の1~2カ月は抵抗がありましたが、それでも体重計には乗らないようにしました。そうしたら、いつの間にか体重の存在を忘れるようになったんです。そして無事に”体重が気にならない”ようになりました。
忘れるまでの間…不安にはなりましたが、それでも体重に落ち込むよりは心はラクでした。量るから気になるんです。量らなければ太ったのか痩せたのか…全くわかりません。 現在は”自分でもわからない数字”よりも、”ボディライン”が気になるようになりました。
他人の目に映るのは、体重ではなくボディライン
それがどう見えるかで、人は”太ってる・細い”を判断します。それなら身体のシルエットの方が重要に思えてきませんか?
今、美筋女子が増えています。筋肉を鍛えて綺麗なボディラインを持つ女子の事。”筋肉”と聞くとボディフィルダーを想像するかと思いますが、ムキムキ=美筋女子ではありません。程よく筋肉が付いた身体のラインは、凄く綺麗なんです。
細い人
美筋
細いとあばら骨が強調されてしますが、美筋の方は筋肉があるので気になりません。
筋肉は脂肪より重いので、美筋の人は細い人と比べると重い。…それでも、太っているようには見えませんよね。このようなボディを目指したい!という人は、こちらの記事をご覧ください。部位別の筋トレ方法も紹介していますよ。
食べた後、まだ食欲が収まらなければ③他の事をしましょう。ゲーム・皿洗い・勉強・歩きに行く”、何でもいいです。その場から離れられれば、強制的に食べられないようにできます。手が届くところに食べ物があるから、食べちゃうんです。
こんな時、僕は歩くようにしています。”最初は食べたいなぁ”とは思いますが、20分くらいすると食欲が落ち着いてきますよ。
④自分の体型を見直しましょう。自分は本当に太っているのか、確認してみて下さい。自分自身では”太っているとしか考えられない”と思います。BMIを計算したり、自分の身長の理想体重を調べてみて下さい。自分が考えていたよりも太ってはいないはず。
食欲の原因が精神的なものではなく、⑤栄養不足からきている可能性はあります。不足すると、身体が栄養を欲しがるので食欲がでるんです。
ダイエットをすると、極端に食事量を減らしたりカロリーを減らしたりする人は多い。そんな食事を続けていたら”月経が止まる・低血糖・貧血”など、身体の不調が出てきてしまいます。
栄養不足からの食欲なら、足りない栄養を摂ればなくなります。身体からのSOSを無視し続けると、その内に倒れてしまうかもしれません。倒れるほどの栄養不足は…命にかかわります。黄泉の世界へ行きたくはありませんよね?
リバウンドが止まらない…どうしたらいい?
身体が停滞期省(エネ状態)なので、体重を維持するためには…このままダイエットしていた時の食事をするしかありません。更に痩せるためには、もっとカロリーを減らすか…基礎代謝を上げて太りにくい体質にするしかありません。
上記にも書きましたが、基礎代謝を上げるには筋肉を付ける必要があるんです。筋肉が付けば脂肪を燃焼してくれます。”太りにくく痩せやすい身体になる”という事なんです。”筋トレ初心者でも大丈夫かな?“と不安な人は、ぜひこちらの記事をご覧ください。初心者でも大丈夫ですよ!
”停滞期って言葉をよく聞くけど、詳しくは知らない”という人も多いと思います。そんな人におススメなのが、こちらの記事。
なぜ 停滞期があるのか、どうしたら抜け出せるのか…ダイエットに必要な情報がわかりやすくまとめています。情報を知らずにダイエットにつまずいてしまうよりも、乗り越えたいですよね!成功するために、ぜひ読んでみて下さい!
まとめ
- 過食症も拒食症も摂食障害
- 摂食障害は太る事への恐怖が原因
- むちゃ食い障害にも気をつけよう
- 5つの方法で過食を乗り越えよう
- リバウンドをなんとかしたいなら筋肉を付けよう
ダイエットをすると、どうしてもリバウンドの壁には阻まれてしまいますよね。”ストレスに耐えて色んな物を我慢しているのに、なんで止まるんだ!”って、余計にイライラしますよね。しかも、そのストレスが過食の原因に…事態はますます悪化してしまいます。
停滞期に対する知識を持って対処する、そして不安や恐怖を感じるのではなく、幸せを感じようとする事が大切。必要以上に体型を気にしたり、太る事へ恐怖を感じないようにしましょう。
気持ちに余裕が持てれば、停滞期も乗り越えらるし、過食も起きにくくなるはず。今のありのままの自分を受け入れて、大切にしてあげて下さいね。
セロトニンが脳で分泌されると、嬉しい・幸せを感じる事ができます。このセロトニン、実は増やす事ができるんです!増えれば、ハッピーな時間が長くなります。ストレスを抑える効果もあるんです。
気になる人は、こちらの記事をご覧ください。 セロトニンの増やし方や、材料になる栄養素も紹介しています。知らないと損しますよ!