「ヴィーガン」って言葉、最近よくメディアで耳にしますよね。
外国では流行っているようですし、芸能人の誰かもヴィーガンになったというニュースは聞くものの、僕には関係ないと思っていました。
ところが、ヴィーガンの生活は、食物繊維と深く結びついていることを知ったのです。
「食物繊維」という言葉だったら、より身近ではないでしょうか?
「食物繊維の豊富な野菜を食べなさい」と育てられ、大人になってからも肌の不調や疲れやすさは「食物繊維不足」に繋がっているなど、耳になじみがありますよね。
ヴィーガンの習慣をとりいれるだけで、食物繊維の豊富な食生活へと変えることができるのです!
ヴィーガンとは
「ベジタリアン」だとイメージが沸きやすいでしょうか?
菜食主義者、肉を食べずに野菜を食べる人、という点ではベジタリアンもヴィーガンも同じなのですが、
簡単に言ってしまうと、
ベジタリアンは、個人の健康のために野菜を食べる人、
ヴィーガンは、思想的で、地球の生き物全てがよりよい生活を送るために菜食生活を送る人
…というイメージです。
その為、単純に「野菜しか食べない」「肉を食べない」という先行するイメージよりは、細かい規定が多いです。
例えば、
・卵…鶏が狭いゲージに入れられ、「卵産みロボット」として生涯を閉じることになるので、食べない。
・白砂糖…白砂糖精製に使われるのは「牛骨粉」という動物の骨由来のものなので、食べない。
・ラテ…牛乳を搾るための畜産は、「温室効果ガス」発生の大きな原因になるので、食べない。
などなど。
一見難しそうに聞こえるかもしれませんが、もちろん良いこともあります。
ヴィーガンのメリット
ヴィーガンになったことで痩せたり、便秘が解消されたり、といった声があがるのは、
ヴィーガンが好んで食べる食品に、食物繊維がたくさん含まれているからです。
肉や乳製品や卵を断つストイックな食生活では、栄養が偏ってしまいがちなので、自然と栄養価について考えを巡らすようになります。
例えばヴィーガンが好んで食べるのが豆類です。
中でも大豆は、肉の代用品「ソイミート」として食べたり、牛乳代わりのソイミルクを飲んだり、汎用性の高い食品です。
大豆は、カロリーはお肉の半分ほどなのに、食物繊維はごぼうやさつまいもの1.5~2倍含まれているのです。
また、本物のお肉のようなパンチの効いた風味に欠けてしまうので、ヴィーガンは味付けや触感にも細かい工夫をします。
僕のおすすめは「ゴマ」です。ソイミートにすりゴマをたくさんかけて、ゴマの風味と触感を楽しみます。ゴマはすることで、香りがでるだけではなく、栄養が浸透しやすくなります。
このゴマも食物繊維がたっぷり含まれています。
他にも、ヴィーガンがおやつに好んで食べるナッツも食物繊維が豊富です。
このようにヴィーガン向けの料理を辿っていくと、食物繊維がたくさんとれることに繋がっています。
ヴィーガンのデメリット
ずばり「続けるには根気がいる」ことです。
ヴィーガン文化のみならず、宗教の関係などで「ヴィーガンレストラン」「ヴィーガン食品」が身近にある外国諸国ではなく、日本でヴィーガンライフを続けるのは、簡単なことではありません。
首都・東京のような大きな都市でも、ヴィーガン食の選択肢のあるレストランは少ないです。
自炊オンリーならまだしも、友人たちと出かける飲み会や、休憩に立ち寄ったチェーン店などでヴィーガンを貫くことは難しいと言えるでしょう。
少しだけヴィーガンをとりいれる
そこで、僕がおすすめしたいのは、「ゆるヴィーガン」です。
「パートタイムヴィーガン」「週末ヴィーガン」という言葉もあります。
楽しんでヴィーガンを毎日続けられるならいいのですが、それで躓いてしまったり、人間関係が悪くなったりするようであれば、QOLが低下してしまいます。
かの有名なポールマッカートニーは、「ミートフリーマンデー(月曜日は肉を食べない!)」
を提唱しています。
まとめ
一生肉を断ち、乳製品や蜂蜜を断ち、ファーストフードを断ち…という生活は難しくても、
週のうちの数日間だったら、試してみやすいのではないでしょうか。
数日間はヴィーガンになりきり、地球と栄養に考えを巡らせ、食物繊維をたくさん摂取する、そんな期間にしてみませんか。
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