肉の種類は何が良い?MEC食で取り入れるべきお肉はどれ?

先日、友人がMEC食を始めたんです。でも実はその友人は乳製品アレルギーで、MEC食の中のチーズが食べられないんですよ。だからチーズで摂るはずだった栄養をどのお肉や卵でどれ位摂ったら良いのかを調べてあげたんです。

そしたらチーズから摂る栄養が結構良い仕事をしていたと分かったんですよね~。チーズが無いとたくさん摂れない栄養があったりして。しかもそのチーズからの栄養を他のお肉で摂るにはチーズの代わりにお肉と卵を更に追加しないといけないんです。

チーズが無い分の代わりなので食べられるのかもしれませんが結構な量でした。詳しくは下の記事を読んでみて下さい。

そしてその時、調べていた中で思ったんです。そういえばMEC食で食べるお肉って何でも良いって言っているけど、お肉の種類によっても栄養価って違うよなって。

そんな疑問を持ってしまったので、今回はお肉の種類で栄養価を調べてみました。 豚肉は疲労回復に良いとか、鶏肉はたんぱく質が豊富だとか、色々と聞きますよね。 あなたにはどのお肉が必要なんでしょうか?

MEC食

この記事を読みに来てくれた方は、きっともうMEC食について色々と調べている方が大半だと思います。でも、もしかしたら、初めましてで読みに来てくれた方もいるかもしれないので一応MEC食の説明をさせて下さいね!

もうMEC食の説明は不要だよ!っていう人は下のお肉の種類の所まで飛んで下さって良いですよ。さてさて、MEC食を知らない皆さん。MEC食とはいったいどんなものなんでしょう?

  • M=お肉  200g(お肉なら何でもOK!豚薄切り肉なら8~10枚程度)
  • E=卵   最低3個
  • C=チーズ 120g(チーズなら何でもOK!6Pチーズなら7P(1箱と1P))

上の3つが1日のベース量となり、このベース量を一口最低30回噛んで食べましょうというダイエット方法です。きっとお気付きの方もいますよね。そう。上の3つの頭文字からとってMEC食(めっくしょく)と読むんですよ。

1口は粒ガムサイズで結構小さいです。気付いたら噛まないで飲み込んでしまっていた、なんて事になりますので、最初はしっかり数えて30回噛む事が大切です。

しかも、1日のベース量を食べ終わった後でもまだ食べたいなって思ったら追加で何を食べても良いんですよ。本当に何でもです。炭水化物でも野菜でもお肉でも。まるで夢の様なダイエット方法ですよね!

何でも食べて良いなんて言われたら自分の大好物な食べ物を準備しておいて、それを楽しみにちょっと頑張れちゃいますよね。僕も1週間MEC食を経験した時は大好きなデザートのケーキとおやつ用のポテチを買い込んでしまいました(笑)

まだMEC食について知らなかった方々、少しは分かってもらえたでしょうか?もっとMEC食について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!僕のイトコも出てきてMEC食について分かりやすく説明してくれています。

お肉の種類

さあ、お待ちかね!「お肉の種類は何が良いのか」にやってきましたよ!MEC食ではお肉は何のお肉でも良いとされていて、考案者の渡辺医師もこうおっしゃっています。

「肉の種類はなんでもいいのですが、赤身より脂のある肉のほうがいいです。それをバターかラードで焼いて食べるのがおすすめです。野菜はおもにビタミンCを摂るために、葉もの中心に付け合わせとして食べましょう」

引用:クロワッサンオンライン

Qなぜ、魚ではなく肉なのですか?

A「もちろん魚からもたんぱく質を摂ることはできます。ただ魚と肉を比較すると肉にはたんぱく質のほか、鉄分や脂肪、ビタミンなど他の栄養素も多く含まれているうえ、アミノ酸バランスの優れた良質なたんぱく質を効率よく体内に取り込むことできます。

また、魚は肉より鮮度が落ちやすく、下ごしらえや調理法も大変なことが多い。毎日コンスタントに食べるなら、やはり肉がおすすめです。”今日は魚をたくさん食べた”という日も、それでOKということにしないで、必ず肉も摂るようにしてください」

引用:クロワッサンオンライン

肉 1日200g 豚・牛・鶏肉など好みのものを好きな調理法で。

引用:まとめて作って肉食やせ!

つまり、お肉なら何でも良い。魚を食べても良いけど必ずお肉も摂るように勧めている。どこの部位でも良いけど脂身があると尚良し。しかも好きな調理法で食べて良いよ。という事ですね。

本当に何を食べても良いし、どんな調理法でも良いんです!唐揚げが僕は大好きなので、ベース量全部唐揚げでも良いって事ですよね。なんて嬉しい!でもそれだと鶏肉ばっかり食べちゃう事になるので、やっぱり栄養の偏りが気になるんです。だって僕、実は管理栄養士ですから。

なので最初にも言いましたが、お肉の性質や身体への影響を考えてお肉を選ぶのはいかがでしょうか?どのお肉も高たんぱく質・高脂質・低糖質ではあるのですが、ビタミンやミネラルにはバラつきがあるんです。

それぞれのお肉が持つ身体への影響をお教えしますので、自分に合ったお肉を選んで食べてみませんか?

1.疲労回復には豚肉

まずは豚肉。豚肉には疲労回復効果があるので、普段から疲れが取れないなぁって人や身体が何かだるいなぁって人にはオススメのお肉なんです。

では何故そう言われているのか。それにはビタミンB1というビタミンが関係しているんです。このビタミンB1のおかげで、豚肉を食べると疲労回復効果が期待出来るんですよ。しかもこのビタミンB1は鶏肉や牛肉の約10倍。ではそのビタミンB1という栄養素の効果を見ていきましょう。

  • ビタミンB1

ビタミンB1は糖質からエネルギーに変わる中で使われるビタミンです。不足すると十分にエネルギーが作れなくなり、食欲が無くなったり疲れやすくなっちゃうんです。夏バテをした時のような身体のだるさも出てきたりするのもビタミンB1が不足しているから。

それに、脳は糖質からのエネルギーを頼りにしている為、不足しすぎると脳や神経に障害を起こしてしまうんです。よく動く人や激しいスポーツをする人などエネルギーをたくさん消費するような人はビタミンB1が不足しやすくなるので、積極的に摂りたいですね。

そんな豚肉を必要としているあなたにはこんなレシピはどうでしょうか?安い豚こま肉が厚いステーキになるんです。調味料の糖質が気になる人は塩コショウのみで作ってみるのも良いと思いますよ。

引用:YouTube 料理研究家リュウジのバズレシピ

2.貧血を予防するには牛肉

次は牛肉。牛肉を食べる事のメリットは貧血を予防出来るという事です。え?牛肉で貧血予防?って思った方、いませんか?貧血には鉄分の多いほうれん草とかレバーとかじゃないの?って思いますよね。でも実は牛肉には貧血にならない為の大切な栄養素が入っていたんです。

それが、ビタミンB12と鉄。「貧血には鉄分」という程、鉄が貧血に良いとされているのは周知の事実だと思うのですが、ビタミンB12も貧血には効くんです。では何故、貧血にビタミンB12と鉄が良いのかは知っていますか?それを栄養素から見ていきましょう。

  • そもそも貧血って?

栄養素の説明にいく前に、そもそも貧血ってどういった状態の事を指すんでしょうか?答えは血液の中のヘモグロビンの量が減少した状態の事を言うんですよ。

  • ビタミンB12

ビタミンB12は葉酸と協力してヘモグロビン作りを手伝い、正常な赤血球を作ってくれるんです。なのでビタミンB12が不足するとビタミン欠乏性貧血になり、赤血球が減ってしまったり、巨赤芽球性貧血という異常に巨大な赤血球が出来たりする悪性の貧血になる事もあります。

極端に偏食をしていなければ不足する事はあまりないのですが、胃を全摘出した方などはビタミンB12が吸収されない為、注意が必要です。

血液中のヘモグロビンの量が減ったら貧血とされていますが、赤血球の成分であるヘモグロビンの約70%が鉄なんです。 つまり鉄は赤血球を作るのにとても大切な栄養素なんですよ。赤血球の原料である鉄が不足すると赤血球が作られないので鉄欠乏性貧血になってしまうのです。

ヘモグロビンは呼吸で入ってきた酸素と一緒になって、肺から全身へと酸素を送り届けてるという、凄く重要な役割を担ってくれているんですね。そのヘモグロビンが少なくなってしまい、全身に酸素が十分に届けられないというのも貧血の原因の1つという訳です。

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があるんですが、肉・魚などの動物性食品に含まれているのはヘム鉄です。非ヘム鉄の吸収率は約7%ですが、ヘム鉄の吸収率は約30%なので、非ヘム鉄よりも吸収率が何倍も高いんです。だから牛肉で貧血の予防は効果的なんですよ。

さぁ、次は牛肉が必要なあなたへのレシピです。この動画のテーマは男の一人暮らしだそうで、包丁も使わないでレンジを使って料理をします。最後の方は、いや、食べてるじゃんって突っ込みますが、料理の部分に関しては本当に簡単に作れます。参考にしてみてはいかがですか?

引用:YOUTUBE ディーサンd-sun

3.粘膜や骨を健康にするのは鶏肉

最後は鶏肉についてです。鶏肉と言えばローカロリーで高たんぱく質ですよね。脂肪分も少ないので筋肉を付けたい人やダイエットを始めようという人はまず普段の食事内容を鶏肉に変えたりするんじゃないでしょうか?

鶏肉にはあらゆる粘膜に働いてくれるビタミンAが入っているので、目や皮膚を健康にしたり、のどや鼻から入る細菌から守ってくれたりと抵抗力を強くしてくれる効果があるお肉です。更にはビタミンKが入っているので骨を強くしてくれます。健康的になりたい方にオススメですよ。

  • ビタミンA

ビタミンAには目や皮膚の粘膜を健康に保ってくれたり、のどや鼻の粘膜に働いて細菌から守ってくれたりと抵抗力を強くしてくれる役割があります。それにこのビタミンAのおかげで暗い所でも目が慣れてきて見えるようになるんですよ。

なので、このビタミンAが不足すると夜盲症(やもうしょう)という薄暗い所では見えにくい状態になってしまいます。いわゆる鳥目(とりめ)ってやつです。

更には粘膜が乾燥して角質化(硬くなる)という症状が出てしまい、ウイルスや細菌の抵抗力が弱まって感染症にかかりやすくなってしまうなんて事もあるんですよ。

  • ビタミンK

ビタミンKには血を固めてくれる作用があるので、このビタミンKが不足すると出血した時に血が固まらないので止まらないといった症状が出てしまいます。

更には強い骨を作るのにも活躍してくれています。骨に存在するオステオカルシンというたんぱく質を元気にしてくれて、カルシウムを骨にくっつけて骨を作ってくれるんですよ。他にも動脈の石灰化(カルシウムがくっついて固まる事)を抑える作用もあります。

さて、お待ちかね?(笑)そんな鶏肉を必要としているあなたにはこんなレシピはいかがですか?こちらも包丁を使わないで作ります。缶詰のやきとりを使っているのであっという間に作れる簡単MEC食です。やきとりの代わりに焼いた鶏肉を使うのも手ですね。

引用:YOUTUBE 吉岡秀樹

まとめ

  • MEC食は1日のベース量を、一口最低30回噛んで食べましょうというダイエット方法
  • 考案者の渡辺医師が言うにはお肉はどの肉のどの部位でもどんな調理法で食べても良い
  • 疲労回復には豚肉
  • 貧血の予防には牛肉
  • 粘膜や骨を健康にするには鶏肉

友人の乳製品アレルギーから気になってお肉の栄養素について調べてきました。お肉ってまとめちゃうとどれでも良いって話になっちゃいますが、お肉それぞれの特性がちゃんとあるんだと、僕も勉強になりました。

ちなみに、僕の妻は貧血を気にしていたから牛肉、僕は疲労回復に効果のある豚肉がベストかなって調べていて思いました。あなたにとってのベストなお肉はどれでしたか?

それぞれのお肉の特性をお話ししてきましたが、毎回そのお肉を食べるとかではなくて、その時の体調や状態によっても必要なお肉は違ってくると思うので臨機応変に食べていくのが一番じゃないかなって僕は思いました。

それと、MEC食では食物繊維がほぼ摂れないという事に気付いた方もいるんじゃないでしょうか?こちらの記事では食物繊維についてまとめてありますので、興味のある方は是非読んでみて下さい。

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