食物繊維の効果は?かつては栄養的な価値なし現代の常識

食物繊維が不足すると、腸内環境が悪化します。よって便秘になりやすく、太りやすくなり、また糖尿病などの生活習慣病などリスクもたかくなります。

栄養素と働き

  • エネルギーとなる・・・糖質、脂質
  • 体を作るもの・・・筋肉、髪、爪を作るタンパク質 骨や歯をつくるミネラル、細胞膜を作る脂質
  • 体の調子を整える・・・ビタミン、ミネラル 体温を調節したり神経の働きに関わる

ビタミン・ミネラル・食物繊維は、これらの栄養素はエネルギーにこそならないですが、コンディション維持、体の調子を整えるのには欠かせない食品です。特に食物繊維は体内で作る事が出来ない物質なので、食事からしか取る事が出来ません

ストレスの多い現代には、欠かせないキーポイントは食品食物繊維

時間栄養学

「時間栄養学」と言う言葉聞いたことありますか?たとえば、胃の代謝が高まるのは12時から午後2時頃。胃や肝臓、膵臓など、消化吸収に関わる臓器は日中によく働き、夜は活動が抑えられています。

遅い時間に食べると太るのは、夜は食べたものが代謝されにくく、身体にため込まれてしまうからです。24時間のなかでの人体の生理リズムは、3つに分けられるといいます。

  1. 午前4時から正午までを「排泄」の時間
  2. 正午から20時までの時間を「栄養補給と、消化」の時間
  3. 20時から午前4時までを「吸収と代謝」の時間

冬の体調不良「寒暖差疲労」と「自律神経」

こうちゃんふくちゃんの関係

私達の体温は自律神経によって調節されています。自律神経は『交感神経こうちゃんは、体温を上げ熱を生み出す働きをします。『副交感神経ふくちゃんは、熱を体にめぐらす、体温を下げる働きをします。

働いたり運動したりはこうちゃんの働きです。またリラックスしたり、眠っている時はふくちゃんの働き、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、2種類の神経がどう作用するかによって、心や体の調子は変わります。

こうちゃんが強く働くと、血圧が上がり、に瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。仕事をしたり、運動したりする時で緊張がある時です。

ふくちゃんが優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少。瞳孔が収縮し心と体が休んでいる状態になります。寝ている時や、リラックスしている時です。

どうも、こうちゃんが悪役になってしまいますが、こうちゃんが優勢になる事でイライラしたり、夜眠れないなどの症状のせいかもしれません。一方ふくちゃんが優勢になりすぎるとボーットしてやる気が減退します。

朝が来て夜が来るように両方の切り替えとバランスが大切です。最近切り替えの悪いのが問題という声も多く聞きます(新しい登場人物きーちゃん

こうちゃんふくちゃん どちらかが優位になりすぎてはダメ両方の働きが必要

しかし寒暖差が大きいと必要以上にエネルギーを消耗し、疲労が蓄積します。これを寒暖差疲労と言います。自律神経ふくちゃんこうちゃん)をみだれさせ、体の様々な不調の原因となってしまう寒冷差疲労、寒い時期注意が必要です。

  • 昨日彼と会ってドキドキしたので心臓を止めて休ませたい
  • 食べすぎたので、今日は胃を休めるので働かせない    

心臓を止める事も胃や腸の働きを、自分の意思でコントロール出来ません。手をあげる事や、まぶたを閉じる事は自分の意思で出来ます。自分の意思で動かせない臓器は自立神経の役割は大きく、神経とは神の経(神の道)と呼ばれています。

医学的に見ても難しくマニュアルどおりにいきません。胃や腸の働きも自分の意思ではどうにもならないものでなのです、時々お腹が痛くなったり、電車の中では大変な思いをした経験あるという方も少なくないと思います。

逆に行きたくない時お腹が痛くなって欲しいと思った事もありますが、都合よく痛くなってくれません。すべて無意識のうちの自律神経の働きによるもの。脳は迷走神経を通して、声帯、心臓、肺、消器官といった臓器に指令を送ってます。

しかし、じつは消化器官の神経系のうち80〜90%は、指令を受け取るだけではなく、第2の脳と呼ばれる腸は、脳に情報を送ってもいるのだそうです。驚くべきことに、腸は「腸神経系」と呼ばれる独自の神経系を持っています。

この神経系の働きによって脳からの指令がなくても自活できるそうです。心臓だって脳の指令なしでは動けないと考えると、腸は体に大変な影響を与えています。腸内環境を整える事が、一番大切な事と言っても過言ではありません。

腸に影響を与えている食物繊維

人が仕事や人間関係でストレスをかんじると、こうちゃんが優位になります。ところが腸のぜんどう運動を支配しているのが、ふくちゃんですから、ストレスがたまると腸の働きが鈍くなり便秘になります。

反対に神経性の下痢もストレスにより引き起こされます便秘やげりを解消するには、ストレス発散と食物繊維を取ること、腸内環境をよくしていくが大切です。そして栄養素を吸収したら、毎日しっかり200gから250g便を出すことが必要です。

1日5グラムの食物繊維が不足している日本人、食物繊維の多く含まれている食品と聞くとセロリ、ゴボウを思い浮かべる方が多いと思いますが、たくさんの食物繊維が含まれてる食材の中で、最近人気の話題食材のもち麦を紹介します。

話題の食材『もち麦』レタスの12倍の食物繊維

腸内環境を整えるスーパー食材ですが、知ってましたか?健康や食生活に敏感な方を中心に話題となっている食材です。糖質の吸収を抑え、腸内環境を整える水溶性食物繊維「大麦Bーグルカン」食物繊維の多い食材は沢山あります。

もち麦のヘルシー効果

  • 便秘の改善
  • メタボ予防、ダイエット効果
  • 胃、腸の働きを整え、腸内環境をよくする
  • 美肌効果
  • 血中コレステロールを下げる
  • 大腸癌の予防
  • 糖尿病の予防

もち麦は健康的にダイエットできる食材として美容業界でも話題の食品です。毎日食べるお米に少し混ぜるだけ、簡単で味もモチモチとして美味しいと評判です。麦ご飯との相性は一番良いです。

麦ごはんの味が気になる方は、いつものご飯少し入れるだけ簡単に出来ます。朝に食べれば、ランチにも糖の吸収をおさえるはたらきがあります。このもち麦が話題となっている訳が腸内環境を整えると言う事です。

もち麦

一日どの位の量取れば良いの?

効果を実感するのはBグルカンは1日3グラムもち麦は1日50グラムと言われてます。

精白米と比べるともち麦の栄養価

  • 食物繊維・・・約24倍
  • ビタミンE ・・・約3倍
  • ビタミンB1 ・・・約4倍
  • タンパク質・・・約1.6倍
  • 亜鉛・・・約2.8倍
  • 鉄・・・約4倍
  • マグネシウム・・・約9倍

知れば知るほど、なぜ今まで話題になっていなかったのかしらと思えて来ました。

まとめ

  1. 食物繊維は栄養素ではないが体のコンディションをよくする
  2. 午前4時から正午までを排泄、デトックスの時間
  3. 自律神経、こうちゃん、ふくちゃん物語
  4. 腸内環境を良くする食物繊維、最近話題のもち麦

食物繊維はエネルギーにならないので昔は栄養的な価値はないとおもわれてました。現代ストレス社会、生活環境の影響で便秘やむくみ、体のコンディションを整えてくれる食材や栄養素が注目されてきてます。『もち麦』ぜひ朝食に取り入れましょう。

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管理栄養士で主に食物繊維に関して記事を作成していきます。動画では結構栄養に関して色々動画作って解説していきます。 僕は老人ホームや保育園給食などで勤務してました、料理もできます。商社に勤務もやっていたので、食品の調理から開発、品質管理、流通、販売まで幅広く網羅しています。 動画やブログでは知らない人に向けて簡単な内容で書くように心がけていますので、より詳しく知りたいと思った方にはメルマガにて配信しています。