羽田空港でヴィーガンメニューを探すなら!取り扱い店舗まとめ

僕は今、究極に困っている。

ロサンゼルスからやって来る、僕の友人を羽田空港で迎え、空港内で食事をしようと思っていて、友人が到着する前に下調べと思い、レストランを何軒か見ているところ。それというのも、友人はヴィーガン。海外の玄関口である羽田空港なら、ヴィーガン対応のお店は余裕で見つかるだろう!と鷹を踏んでいたら…

全然ない!!

友人が乗る飛行機が到着するまで、あと15分もない。きっと長時間のフライトで疲れて、お腹も空いているだろうに、ここでゴタゴタしてしまっては、彼に申し訳ない。しかし、ヴィーガンのお店が見当たらない…やばい。やばすぎる。こんなことだったら、事前にしっかり調べておくべきだった…。

これは先日の僕に起こった事件でした。

知っていましたか?羽田空港といえば、世界で5番目に旅客数が多いのです!言うまでもなく、日本を代表とする空港。そんな日本の顔とも言うべき空港に行けば、色々な食文化の人に対応した料理のお店があると思っていました。しかし、ヴィーガンのお店という視点で探した時に、本当に少なく、驚きました。

今は空港に行く予定がなくても、今後出張などで行くかもしれませんよね。その時に一緒にいる人がヴィーガンのレストランに行きたい!と思っても…知らないと行けません。当日に焦って検索して調べるのは大変ですよ?

これから、オリンピックなども相まって、訪日をする外国人の中でも、ヴィーガン人口は多く、そのような機会が来ないとは限りません。この体験をきっかけに、ヴィーガン食を食べられるお店を探してみた僕が、ヴィーガン食を提供するお店がわかりやすいように、まとめました。

この記事を読めば、羽田空港でヴィーガン食を食べる時に、どのお店に入れば良いか、参考になると思いますよ。

増えているヴィーガン人口

日本でも近年、ヴィーガンという言葉を耳にする機会は多くなったのではないでしょうか。日本では人口のおよそ2.1%の人がヴィーガンであると言われています。つまり、日本人の240万人はヴィーガンということになります。そう考えたら、かなり多いですよね!

世界に目を向けると、アメリカでは、ヴィーガン人口がここ15年間で300%も増えていて、約960万人増加しています。これはアメリカの人口の、ほぼ3％の人々がヴィーガンを新たに始めたことになります。そして、アメリカ人のヴィーガン人口の総数は、およそ2000万人といわれています。

イギリスでは「ヴィーガン先進国」と言われ、ヴィーガン発祥の地でもあります。およそ168万人がヴィーガンであると言われていて、割合にすると、何とイギリス人口の25%がヴィーガンであるということです!

今、世界的に見てもスタンダードになりつつあるヴィーガン。それ故に、イギリスではスーパーに並ぶ食材にヴィーガンマークが貼ってあり、パッと見てもどれがヴィーガンで、どれがそうでないかが分かるようになっています。ロサンゼルスの友人も、ヴィーガンのお店がたくさんあり、外食にも困らないと言っていました。

一方、皆さんは、日本に住んでいる中で、「ヴィーガンマーク」と言われてパッと頭に思い浮かびますか?僕は恥ずかしながら、マークがあることすら知りませんでした。

このように、日本ではヴィーガンの人が気軽に入れるレストランが少ないことや、製品表示のヴィーガンマークが認知されておらず、ほとんど目にすることがないことなどから、ヴィーガン人口にとっては、まだまだ課題が多いのが現状です。

もっとヴィーガンについて知りたい方は、こちらの動画をご参照ください。

訪日ヴィーガン外国人は、日本で食べるのに困る⁉︎

オリンピックが来年になりましたが、その前から訪日外国人が心配していたのは、日本のレストラン事情だそうです。その理由は、二つあります。

一つは、レストランに入った際のメニュー開示が少なく、ヴィーガンメニューを選ぶための手段が少ないことでした。例えば、一見大丈夫そうに思える、野菜の味噌汁や冷奴。しかし、出汁をお魚から取っていたり、鰹節がかかっていたりすると、食べられないのです。

アレルギー表示をするレストランは多くなってきましたが、ヴィーガンでも食べられるのかどうかを表示するレストランはまだまだ少なく、出汁のように、目に見えて肉や魚とわからないものが含まれている可能性が高いです。出汁文化である日本食は、ヘルシーそうに見えるけれど、意外にも食べられないものが多いのです。

そしてもう一つは、そもそもヴィーガン対応のレストランが少ないことです。

皆さんは自分の家の近くにヴィーガン専門のお店はいくつありますか?ロサンゼルスから来た友人曰く、「街を歩けばヴィーガン食専門のレストランが普通にあちこちにあるのに、日本は見つけるのに一苦労した」と言っていました。

日本のヴィーガン人口が少ないことも関連していますが、まだまだヴィーガン自体が日本に浸透していないことから、ヴィーガンのお店は少ないようです。

羽田空港でヴィーガン専門のお店

羽田空港は、空港利用者数が世界第5位と、世界的に見ても、かなり多くの利用客がいる空港なのです。しかし、僕が調べた中で、ヴィーガン専門のお店は、羽田空港ではただ1店舗でした。世界各国から、色々な食文化を持った人が来る空港なのに、少なくないですか!?

世界基準なのか気になって、試しに世界第4位の空港利用者数を誇るロサンゼルス空港と比較しました。ロサンゼルス空港では、2店舗がヴィーガン専門店、13店舗が、ヴィーガン専用のメニューを用意していました

羽田空港唯一・ヴィーガン専門店：Healthy TOKYO(ヘルシートーキョー)

羽田空港第2旅客ターミナルの3階・ターミナルロビー19にあるHealthy TOKYO(ヘルシートーキョー)。朝6:30よりオープンし、全てヴィーガンメニューとなっています。

都内に3店舗を構えるヘルシートーキョー。その中でも、羽田空港店で有名なのは、このラザニア。米粉を使った生地は、ヴィーガンだけでなく、グルテンフリー!その美味しさに、「肉なしでも、こんなにジューシーで満足するのかとびっくりした」という声が多いのだとか。

その他にも、焼き菓子や、ケーキ、サンドイッチなどスイーツから軽食、アルコールまで揃っています!ビールなどにも、動物性のものが入っているものもあるそうで、飲み物までこだわっています。

しかし、ヴィーガンを全面に押し出すのでなく、あくまでも「全ての人に」安心して食べてもらえるように、というのがコンセプトだそうです。

羽田空港でヴィーガンメニューを設けているお店3店舗

続いては、ヴィーガンメニューを設けているお店を調べてみました。

ヴィーガンバーガー：自由が丘バーガー羽田店

ハンバーガー屋さんのメニューの中で、ヴィーガンバーガーの取り扱いがありました。
羽田空港第二ターミナル3階にある、自由が丘バーガー。このお店は、出来る限り国産の有機食材を使用した、安心と食材にこだわったハンバーガー屋さんなのです。

その中でもお麩をパテの代わりとして代用した「ヴィーガンバーガーお麩」があります。

素材にもこだわるお店なので、健康志向の方にも選ばれる一品ですね。

サラダプレート：GGG CAFE ~Good Green Garden~（スリージー・グッド・グリーン・ガーデン）

羽田空港第二旅客ターミナル3階にあるカフェに、ヴィーガンのサラダプレートのメニューが用意されています。

写真だと見にくいですが「焼き豆腐のビーガンサラダプレート」がヴィーガンメニューです。色とりどりの野菜と焼き豆腐のサラダプレートは、見た目にも美しいですね。

ヴィーガン弁当：T’sレストラン（空弁工房）

T’sレストランという、本店は自由が丘にあるヴィーガンのお店のお弁当が販売されています。羽田空港の空弁工房の中で、たくさんのお弁当が並ぶ中にあります。お弁当なら、気軽に買えて、フライト中でも楽しめそうですよね。

写真はヴィーガンハンバーグ弁当です。美味しそうですよね!

羽田空港のヴィーガンレストランについてのまとめ

日本でも徐々に増えてきたヴィーガン人口。世界的に見ると、まだまだヴィーガンに対応するレストランが少ないのが現状です。

この記事では、旅客数が世界ナンバー5の羽田空港での、ヴィーガン食を取り扱う店舗についてお届けしました。ヴィーガンレストランが1店舗、ヴィーガンメニューを取り扱う店舗は、3店舗取り上げました。これからどんどんヴィーガン人口が増えていくにつれ、羽田空港にもより多くのヴィーガンメニューを取り扱う店舗が増えることを期待します!