MEC食で知ってると断然便利な作り置きのテクニック教えます!

そういえば最近、うちの旦那がMEC食って食事をはじめて痩せるって意気込んでるの。旦那が言うには、お肉と卵とチーズたくさん食べるだけで痩せるらしいのよ。

あら、それはすごいじゃない!簡単そうだしうちでもやってみようかしら

でも大変よ。食べる方はたくさん食べて痩せれるからいいかもしれないけど、食費もかさむ材料が指定されてるから何作るか悩むし忙しいからまとめて作り置きするとお肉が固くなっておいしくなくなっちゃうし作る方は大変なのよ。

制限が少なくたくさん食べれるのに痩せれると話題のMEC食ですが、その食事を作る奥様方はたいへんですね。

ちなみにMEC食とは、お肉、卵、チーズを英語にしたときの頭文字をとってつけられた名前です。“お肉、卵、チーズをたくさん食べる”のがMEC食といわれてもアバウトすぎてよく分からないと思うのでMEC食の基本的なルールを説明していきたいと思います。

  • 一日にお肉200g以上、卵3個以上、チーズ120g以上を食べる
  • 一口で30回以上噛んで食べる

ルールは以上の2つで、この2つを守ればよいので辛くめんどくさいダイエットとは違い簡単で始めやすいところがMEC食の魅力です。さらにこの食材をとればお腹がいっぱいになりお米やパンなどの炭水化物が必要なくなるので糖質を抑えられます

たしかに食べて痩せられるのでやる方は簡単でも、先ほどの奥さんのように作る方は食費と献立とおいしさを考えてMEC食の作り置きを作るのはなかなか大変ですよね。

そこで今回は、MEC食の作り置き料理の悩みを解決していきたいと思います。今回解決するMEC食のお悩みはこちらになります。

  • MEC食の材料をたくさん買わなければならないので食費がかさむ
  • MEC食の作り置きの献立を考えるのがむずかしい
  • まとめて作っておくと食べるときお肉が固くなっている
  • 作り置きしても長く保存できるか不安

よりよいMEC食生活を続けるためにこれらの問題を解決していきましょう!

買い物は業務スーパーで買って節約!

MEC食の作り置きを作る上で便利なのが業務スーパーです。とくにお肉はたくさん買ってまとめて作り置きして冷蔵保存もできますし、調理に使わなかった分は冷凍でも保存できます。チーズも賞味期限がある程度長いのでまとめて安く買えます

飲食店の人も使う業務スーパーは、1個あたりの量が多く安いのが特徴です。なので、一回の買い物で安く大量の食材を買って家で保存しておけばこまめに買い物に行く手間も省けてさらにお財布にも優しいのです。

では、業務スーパーがどれほどお得なのか商品を例にだして見ていきたいと思います。

  • 牛バラ切り落とし(500g)     480円(税込み)  100gあたり80円
  • 豚ミンチ(400kg)         297円(税込み)  100gあたり69円
  • 上州高原どり若鶏もも(2kg)    1663円(税込み)  100gあたり77円
  • とろけるナチュラルチーズ(1kg)  935円(税込み)
  • 卵(10個入り)           158円(税込み)

皆さんが普段買っている食材の値段と比べてみてどうですか?きっと多くの人が普段買っている食材よりこの値段の方が安いのではないでしょうか?

安い業務スーパーをうまく利用して、MEC食をしてみてください。MEC食でお肉や卵、チーズをたくさん食べるようになっても家計を助けてくれますよ!

MEC食の作り置きのレパートリーを増やそう!

MEC食は、お肉、卵、チーズをたくさん食べなければならないのでこの3つの食材を多く使った料理を考えなくてはなりません。ただでさえ献立を考えるのは大変なのに、この3つの食材を使った料理にしなければならないと限定されるとさらに難しくなりますよね。

献立を考えても、毎日MEC食を続けていくとなるとすぐにレパートリーは尽きて、同じ料理に飽きてしまいます。そうなるとMEC食の生活が続かない原因にもなるでしょう。

そこで、レパートリーが少しでも増えるようにMEC食で食べたい料理のレシピをご紹介したいと思います。

効率的に食べられるトリニティ料理

トリニティ料理はあまり馴染みがない言葉ですよね。イタリア料理やスペイン料理みたいな感じ?と想像する人もいるかもしれませんが、これは国の名前などではなく、1つの料理にMEC食のお肉、卵、チーズが全て入った料理のことを言います。

“トリニティ”とは、三位一体のことで、3つのものが1つのものになるという意味があります。なので、MEC食の3つの食材が1つの料理になるということでトリニティという名前がつけられています。

このトリニティ料理のよいところはなんと言っても1つの料理で3つの食材が食べられるので調理も一品でいいということです。3つの食材をとりいれるために何品も作る手間を省くことができるので楽ちんですよね。

料理を楽にしてくれるトリニティ料理で、さらに作り方まで混ぜてレンチンするだけの究極に簡単なレシピがあるのでそれをご紹介したいと思います。

材料は、挽肉200g、卵2個、とろけるチーズひとつかみです。これらの材料を混ぜます。混ぜたものを器にいれて600Wで6~8分レンチンすればもう完成です。

とても簡単で材料もMEC食のものだけなのでこれだけ作れば完璧です。他にもMEC食の献立レパートリーを増やしたいのであれば、MEC食というものを作った渡辺信幸さんがMEC食の作り置きを紹介している本があるので読んでみてください。amazonで単行本1,320円です。

引用:amazon

いろんな味にチャレンジ!味付け卵のレシピ

味付け卵は卵の作り置きとして定番のおかずですよね。ゆで卵をいくつか作って漬けておけば簡単に作ることができるシンプルなおかずです。しかし、シンプルだからこそその味に飽きることもあります。

醤油味が定番ですが、味付けを変えるだけで毎日でも味付け卵を食べたくなるかもしれませんよ。さらに、材料は変わらずゆで卵で、基本は調味料を変えるだけなので簡単にアレンジすることができるのも嬉しい部分です。

醤油味しか知らないのはとてももったいないです。案外味付け卵だけでもいろいろなアレンジができるので参考にしてみてください。

引用:macaromi|マカロニ

お肉をやわらかくする調理のコツ

それでは、MEC食の“M”であるお肉をやわらかくするコツを紹介していきたいと思います。お肉をやわらかくするにはどう調理するかも大切ですが、調理前にお肉をどう一手間加えるかがとても重要になってきます。お肉をやわらかくする方法には以下のようなものがあります。

  • 酵素を使う
  • お肉のHp(へーパー)値を変える

ミートハンマーを使ったり筋切りをする方法はよく知られていますが、今回は驚きの方法から科学的な考えを使ってお肉をやわらかくする方法まで様々な方法をご紹介するので、それぞれのご家庭にあるものを使って自分に合った方法を見つけてみてください。

酵素でタンパク質をやわらかくする

麹や果物、野菜が持つ酵素がタンパク質に働きかけることで、お肉がやわらかくなります。漬けるだけなので簡単で、材料があれば誰でも簡単にできます

さらに、塩麹はブームになったこともあるので知っている人も多いと思いますが、実はお肉をやわらかくするだけでなく他にも塩麹に漬けるメリットがあるのでその点にも注目して読んでみてください。

塩麹に漬ける

塩麹などの発酵調味料に含まれる“プロテアーゼ”という酵素がタンパク質を分解してお肉をやわらかくしてくれます。この酵素が表面のタンパク質を分解し、さらに麹が内部まで染みこむので中までお肉がやわらかくなります。

この酵素がタンパク質を分解するときにアミノ酸が出るのでうまみ成分が増し、塩麹だけでもお肉がやわらかくうまみ成分がたっぷりの料理になるのでとてもおいしく仕上がります。

さらに、塩麹などの発酵調味料は漬けることで食品の保存性を高めてくれます。塩麹に漬けておいて冷凍させるとあとは解凍して焼くだけなので冷凍庫にストックしておくと忙しい日の調理時間を短くしてくれるのでとっても便利です。

インスタグラムで#塩麹レシピで調べてみるととても簡単な塩麹のアレンジレシピが載っていました。塩麹だけのシンプルな味付けに飽きてきたらアレンジしてみるのもいいですね。画像下の引用のInstagramという文字を押すとそのレシピが見れるのでぜひみてみてください。

引用:Instagram

パイナップルやキウイに漬ける

パイナップルやキウイなどの果物にもお肉をやわらかくさせる効果が本当にあるのか疑問ですよね。しかし、本当にお肉をやわらかくしてくれるんです!まずはその検証と調理過程の動画が下のものになるのでみてみてください。

引用:はま

本当にこんな大きなお肉がやわらかくなっていますよね。これは動画でも解説していたとおり酵素が働きかけているおかげなのです。

ここではキウイですが、パイナップルでも同じことができます。パイナップルは漬けるだけでなく実際にステーキと一緒に焼いたりもするので、パイナップルと一緒にソテーするのもおすすめです。その際、缶詰ではなく生のパイナップルか100%ジュースで漬けてください。

果物を使ってもフルーティーでおいしいですが、甘さが残るのがいやだという人は、タマネギにもプロテアーゼというタンパク質を分解する酵素が含まれるのでタマネギと一緒に漬けてそのまま焼いたり、すりおろしたタマネギをソースにしてもおいしくいただけます。

お肉のpH(ペーハー)値を変える

pH値って何だ?という感じですよね。pH値とは、酸性かアルカリ性かを示す値です。思い返すとそういえば中学校の理科で習ったような習わなかったような・・・。

このpHを変えることでお肉をやわらかくすることができるのです。難しそうですが案外簡単なので参考にしてみてください。

まず、お肉のpH値は5で、弱い酸性にあります。このpH値5というのは一番保水性が低い状態にあるということです。なのでお肉は水分が抜けて繊維が縮まりやすくパサパサで固いお肉になってしまうのです。

お肉のpH値を5から動かせばいいので酸性でもアルカリ性でもどちらかにその値を傾ける必要があります。そのために、酸性のものやアルカリ性のものをつかってお肉のpH値を変え、保水性をUPさせることで水分が抜けて固くなるのを防ぎます。

酸性の液体に漬ける

酸性の液体というのは、お酢、ヨーグルト、ワイン、さらに炭酸水などです。いろいろな方法がありますが、今回はヨーグルト、炭酸水をピックアップして見ていきたいと思います。

まずヨーグルトに漬けるやりかたです。ヨーグルトは酸性なうえ、発酵食品でもあるので酵素も働きお肉がやわらかくなります。この方法を使った代表的な料理はタンドリーチキンです。さらにヨーグルトは乳製品であるためお肉の臭みをとってくれる効果もあります。

次に、炭酸水を使う方法です。炭酸水のシュワシュワのもとである炭酸水素ナトリウムがお肉をやわらかくしてくれます。時間がたって気が抜けたものでも効果を発揮してくれます。炭酸水でなくてもコーラやビールでも代用できます。

そこで今回は、豚肉、コーラ、焼き肉のタレ(辛口)のみを使って作る角煮を紹介します。コーラは砂糖もスパイスも入っているのでこの3つの材料だけで角煮ができます。信じがたいですが、本当においしそうな角煮ができあがるので見てみてください。

引用:Yukin Cookin’

アルカリ性の重曹やベーキングパウダーを使う

重曹やベーキングパウダーは弱いアルカリ性なのでお肉をやわらかくする効果があります。まずはその方法を動画で紹介しているので参考にしてみてください。

引用:ハウスcookingチャンネル

この方法の他にも、調理前に塩こしょうと少しの重曹かベーキングパウダーを揉み込んでおくという方法もあります。重曹を調理で使う際は必ず食用のものを使ってください

長持ちさせる保存のコツ

作り置きをするなら長くおいしくたべれるほうがいいですよね。せっかく作り置きをしても長く保存できないと食べきる前に悪くなって捨てなければならなくなることもあるかもしれません。長く保存するためのコツを以下の3つ紹介します。

  • 傷むのを防ぐ効果がある食材と調理する

料理が傷むのを防ぐ食材には、お酢、カレー粉、梅干し、ショウガなどがあります。特にお酢はその効果が高いので煮物などに調味料として加えるのに適しています。そのままのお酢でなくてももともと味のついているポン酢は使いやすいのでおすすめです。

  • 余分な油を取り除く

汁気のあるおかずは、保存容器に入れた後表面にペーパータオルをかぶせておく油やアクをとってくれ、臭みもなくなります。さらに、冷ますと表面に油が浮いて白く固まるのでその脂も取り除いた方が良いでしょう。

  • 冷蔵庫に入れるのは完全に冷めてから

できたおかずはしっかりと粗熱をとってから容器に移しかえ、完全に冷めてから冷蔵庫のなかにいれましょう。まだあたたかいうちに容器のフタをしてしまうと蒸気がこもって傷みの原因になります。冷蔵庫に入れる際は温度変化の影響を受けづらい冷蔵庫の奥にするのがベストです。

まとめ

MEC食で役に立つ作り置きに関する悩みを解決してきましたが、ここまでの内容をまとめていきます。

  • 作り置きの食材は大量で安い業務スーパーで買う
  • MEC食の作り置きの献立におすすめはトリニティ料理とアレンジ味付け卵
  • “果物などの酵素でタンパク質を分解、pH値を変えて保水力を高める”この2点が作り置きのお肉でもやわらかく仕上げる鍵
  • 保存期間を長くするには“料理が傷むのを防ぐ効果のある食材をつかう、余分な油を取り除く、完全に冷めてから冷蔵庫に入れる”ことを意識する

MEC食は、たくさん食べるものが3つの食材に限られているので作るにも制限がかかってきます。しかし逆にいろいろなレシピを知っていたらご飯何でもいいよと言われるより、お肉、卵、チーズと使う食材が決まっていると逆に献立が決めやすいかもしれません。

お肉は加熱すると固くなったり、作り置きをして時間をおくとさらにパサパサになったりするので作り置きをするのが難しい食材ではありますが、今回紹介したような方法でやわらかくすれば時間がたってもおいしく食べられるはずです。

自分や家族がMEC食をはじめて、お金もかかるし調理が大変だという人はぜひ業務スーパーに行って食材を買い、作り置きをしてみてください。確実に今までよりも食事を出すのが楽になりますたくさん作ってたくさん食べてMEC食生活をエンジョイしていきましょう!

今回は紹介しませんでしたが、他にもMEC食の料理を簡単にする時短調理として炊飯器調理と下味冷凍を紹介している記事が下に載っているので、もっと料理を楽にするために作り置きと合わせてチェックしてみてください。

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