記憶力アップには食物繊維が効果有!楽してかしこくなる方法

考える男性

あなたは記憶力に自信がありますか?

私は自信がありません(笑)では記憶力をアップするにはどうすればいいでしょうか?すぐに思いつく方法としてはひたすら脳トレを行ったり、ひたすら魚を食べるなどですかね(笑)。もちろんそれも効果があると思います。

でも実はそれ以外にも食物繊維が記憶力アップに効果があることがわかっています。日々の食事の時に食物繊維をとるように注意するだけで記憶力が向上するかもしれません。楽して記憶力が上がればそんな良いことないですよね!

私たちは普段普通に生活するだけでもこの記憶力を結構使います。一つのことを覚えるのにも個人差がありますが、できれば「記憶力が悪い」よりは「記憶力が良い」がいいですよね。料理の手順や何かの作業方法などメモを取らないでも頭に入ればそれが一番良いんです。

簡単に言うけど覚えたくてもなかなか頭に入らないから困っている!
そんな方のために今回は記憶力が良くなるために一役買ってくれる食物繊維にフォーカスしてお伝えします。

記憶力は食生活で変わる

「記憶力」とはつまり脳の記憶能力です。もう少し踏み込んで解説すると脳の神経細胞同士の結びつきが柔軟に変化することを言います。専門的にはこれを「シナプスの可塑性」と言います。このシナプスの可塑性を良い状態に保つことが記憶力や脳機能を良く保つために大切なことなのです。

ではどのようにしてシナプスの可塑性(記憶力が良くなる状態)を維持できるのでしょうか?それはズバリ正しい食生活や生活習慣です。シンプルに食事や生活の質が良ければ頭が良くなる状態を維持できます。

脳に良い食べ物

あなたは「記憶力」つまり脳に良い食べ物と言われて何を思い浮かべますか? すぐに思いつくのは「青魚」ではないでしょうか?これは正解です。サンマやイワシなどの青魚にはDHAやEPAが豊富に含まれています。

DHA?EPA?という方のために、難しくなり過ぎない程度に簡単にこの栄養素について説明します。DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸の略称で「高度不飽和脂肪酸」と呼ばれる栄養素です。(すでに難しいですが、もうすぐ終わりますのでご安心を )

この栄養素は体では作ることができないので食べ物から摂取する必要があります。体では作ることができないのに体にとって非常に大切な栄養素なんです。

例えば脳には知識の吸収や判断能力の向上に役立ちます。 体には癌やアレルギーにも効果があると言われています。他にもコレステロール値の抑制などなど多くの効果があります。

サンマ

昔おじいちゃんに頭が良くなりたければ魚を食べろ!健康でいたければ頭からまるごと食え!と言われていたのがあながち間違いではなかったということですね。ちなみにDHAやEPAはエゴマ油やアマニ油からも摂取できますので青魚が苦手という方はそちらから摂取するのが良いと思います。

他にもチョコレートも頭に良いです。脳のエネルギー源は糖分(ブドウ糖)です。勉強や考え事などで脳が疲れると甘い物が食べたくなったりしますよね?チョコレートはこのブドウ糖を含んでいますので食べることにより頭が働くということです。

チョコレート画像

またチョコレートに含まれているカカオが集中力をより高めてくれることもわかっています。

脳と腸の関係

脳に良い食べ物で「青魚」と「チョコレート」が出ましたが、どこにも食物繊維という言葉は出てきていません。実は食物繊維は脳には直接良い影響はありません。直接は効果がありませんが、食物繊維といえば便秘改善や便通を良くしたりする効果つまり腸内環境を良くすることが有名ですよね。

「腸は第二の脳」と聞いたことがありませんか?
そうなんです。腸内環境をよくすることで間接的に脳に良い影響を与えるのです。 緊張したりストレスが過剰にかかったりするとお腹が痛くなったりした経験ありませんか?

それは脳と腸が密接に関わっている証拠です。これを専門的には「脳腸相関」と言います。脳にかかったストレスが腸に伝わるということは、つまりは逆に腸内環境が悪くなればその影響は自ずと脳に伝わるということです。

簡単に言えばお腹を下している状態で円周率を暗記するより、朝スッキリ排便した後で円周率を暗記した方が暗記できるということです。つまり腸内環境をよくする栄養素の代表である食物繊維を摂ることで間接的に記憶力もアップします。

記憶力アップにおススメな食べ物

記憶力アップに食物繊維が効果的とわかったところで、では実際にどのような食事が効果的なのでしょうか。食物繊維が豊富な食べ物は、果物であればキウイやプルーン、野菜であれば根菜類などがありますが、今回は記憶力アップということで更に効果が期待できる食べ物をご紹介します。

それは「キムチ」です。

キムチ

キムチには腸と脳に良い成分が豊富に含まれています。

  1. GABA
    聞いたことある方も多いと思いますが、最近だとチョコレートとかにも入っている栄養素でアミノ酸の一種となります。リラックス効果や集中力向上に期待ができます。
  2. 植物性乳酸菌
    乳酸菌も食物繊維と同じく腸に良い栄養素ですよね。発酵食品であるキムチにはこの乳酸菌も含まれていますので腸内環境を整えてくれます。
  3. 食物繊維
    最後に多くの方はキムチは白菜で浸けますよね。白菜には当然食物繊維が含まれています。この食物繊維が腸内環境を整えてくれます。

以上のように頭にはGABA、腸には乳酸菌と食物繊維が働き記憶力を高めてくれる食事となります。

まとめ

いかがでしょうか?

  • 記憶力は食生活で良くなる
  • 脳に良い食べ物は青魚やチョコレートそして食物繊維
  • 腸は第二の脳である
  • おススメはキムチ!

記憶力をアップさせるためには昔からよく言われている青魚やチョコレートの他にも食物繊維が間接的にも大きな効果があることをわかっていただけましたか?特に紹介したキムチは記憶力アップには1役も2役も活躍してくれます。

もちろん漬物としても十分においしいですが、夏であれば冷奴やソーメンなど、冬場であればキムチ鍋など食べ方もいろいろありますので飽きずに食べられます。記憶力を向上させたいのであれば是非お試しあれ。

引用:鍋の素いらず、簡単キムチ鍋のレシピ・作り方

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管理栄養士で主に食物繊維に関して記事を作成していきます。動画では結構栄養に関して色々動画作って解説していきます。 僕は老人ホームや保育園給食などで勤務してました、料理もできます。商社に勤務もやっていたので、食品の調理から開発、品質管理、流通、販売まで幅広く網羅しています。 動画やブログでは知らない人に向けて簡単な内容で書くように心がけていますので、より詳しく知りたいと思った方にはメルマガにて配信しています。