食物繊維で虫歯予防ができる!知らないと損する4つの効果とは?

あなたは定期的に虫歯のチェックしていますか?

子供のころは学校で歯科検診があったりしましたが、大人になるとなかなか歯まで意識が回りませんよね。体、とくに内臓に関しては、調子悪いなと思ったらすぐに病院に行くんですが、なかなか歯医者へは足が進まないもんです。

僕も子供のころ歯科検診で「要治療」と書かれた検診結果を持って帰ってきたことがあります。治療が必要な虫歯があるので早めに病院に行きましょうって書いてありましたね。でも、僕より先に治療したことがある兄から「めっちゃ痛いし、音すんごい怖いよ」と教えられていて。

こっそりその紙捨ててしまいました(笑)。半年ぐらい経って、歯がめちゃくちゃ痛くなって、さすがに歯医者に連れて行ってもらったんですけどね。もうあの音聞いただけで血の気が引いちゃって。

泣きながら診察台に座って、治療を受けました。 歯医者の先生にも、母にもこっぴどく怒られたのを覚えています。

虫歯になると歯が痛みはじめますよね。そうなるとごはんが美味しく食べられなくなってしまう。そして虫歯の治療にはお金もかかります。初期の虫歯では削るだけでよかったものが、ひどくなると虫歯になっている歯を抜いて、入れ歯やインプラントを埋め込まなければなりません。

こうなると高額な費用がかかってきます。しかもかかるのはお金だけではありません。何度も歯医者に通うため、自分の貴重な時間が奪われることになります。大人になった今、貴重な時間を歯医者に費やしたくありません。

虫歯は進行してしまうと自然には治らないんです。必ず治療が必要になります。でも、虫歯は自分で防ぐことができるものでもあるんです。

一番の予防は、だれもが知っている歯磨き。これだけでも効果はあります。でも、食べるものに気を付けることで虫歯を予防することができるって知ってました?それは「食物繊維」です。

食物繊維を摂ることで、虫歯予防になるなんて信じられませんよね。でもこれを読めばきっと納得できると思います。 ここでは、虫歯の予防になぜ食物繊維が効果的なのか、紹介していきます。

どうして虫歯になるの?

虫歯にはなりたくないものです。どうして虫歯になってしまうのか?それは、僕たちが食べたものの食べかすが口の中に残っていて、それをエサにしている虫歯菌が歯を攻撃するからなんです。 この食べかすが無ければ、虫歯になる確率はぐんと減らせます。

よく子供に歯の大切さを教える時に、ツノのはえたばい菌が歯を攻撃している絵がありますよね、まさにそんな感じです。子供にはちょっと刺激が強い虫歯菌が出てくる動画もあります。虫歯なんて怖くないと強がる子にはこちらがおすすめです。

引用:YouTube  こどもTV

虫歯菌の大好物は僕たちの食べ物に含まれている糖なんです。この糖をエサにして虫歯菌が歯の表面にくっついて酸を出し、徐々に歯を溶かしていきます、これが虫歯の始まりです。虫歯のでき始めは痛みがないので自分ではなかなか気付けません。

日常生活で冷たいものがしみるようになったり、鏡を見て歯に黒い穴を見つけたりしたことはありませんか?それは虫歯がだいぶ進行してしまっている証拠。そうなると、もう歯医者に行くしかありません。あの恐怖の空間に足を踏み入れなければならないんです。

僕はなるべく行きたくないです。あの甲高い金属音、ただでさえ治療の様子が見えないのに、あの音がさらに恐怖心をあおってきます。

虫歯が進行してしまうと歯医者で治療するしか方法はありません。なので虫歯にならないことが大事になってきます。歯磨きの大切さは子供のころから何度も聞いてきましたよね。僕も母から「毎日歯磨きをしないと虫歯になるよ」と何度も言われて育ちました。

虫歯にならないために、虫歯菌のエサである食べかすを口の中に残さないように気を付けることが大事です。

食物繊維の虫歯予防への効果って?

食物繊維が虫歯予防へどのような効果があるのかご紹介します。

歯の表面を磨いてくれる

食物繊維を食べることで、歯ブラシのように歯を磨いてくれる効果があります。なぜなら、食物繊維に含まれているぼそぼそとした繊維質を噛むことで、食べ物と歯がこすれあって歯の表面についた食べかすや歯垢をブラシのように搔きとってくれるんです。

このおかげで虫歯菌の好物の食べかすが少なくなり、エサがないので虫歯菌は活動できなくなるんです。

唾液を出してくれる

食物繊維が多く含まれているものは2、3回噛んだだけでは飲み込むことができません。何度も噛むことによって、唾液がたくさん分泌されます。唾液が出ることで得られる効果は2つ。

再石灰化

唾液が分泌されることで、溶け始めていた歯の再石灰化が行われます。

虫歯菌が酸で歯を溶かしていくことを「脱灰(だっかい)」、唾液の力で歯の溶けた部分をもとの状態に戻すことを「再石灰化」と言います。僕たちの口の中ではこれが繰り返し起こっているんです。

虫歯になり始めの歯が溶け始めている状態のときは、唾液が溶けた部分を元の状態に自然に戻してくれます。食事をとりつつ、食物繊維をよく噛んで唾液を出すことで、初期の虫歯を防ぐことができます。

食べかすを洗い流す

唾液がたくさん出ることで、水で口をゆすぐように食べかすを洗い流してくれます。

僕たちが食事をとると、必ずと言っていいほど歯と歯の間や歯の裏側なんかに食べかすが残っていることがありますよね。これが残っていることでまた虫歯菌が大喜びしてしまいます。

唾液のおかげで口の中をきれいに洗い流してくれるんです。

食事の間隔があく

食物繊維を摂ると満腹感が続き、無駄な間食をする必要がなくなります。なぜこれが虫歯予防に効果があるのか。それは、さっき話した「脱灰」と「再石灰化」に関係しています。

私たちが食事をとると口の中では「脱灰」が始まりますが、食事によって唾液が分泌されると「再石灰化」が始まります。十分に再石灰化が行われるには、食事の間隔がとても重要なんです。食事の間隔が十分にあくことで、再石灰化がしっかり行われます。

途中で間食をしてしまうと、中途半端な状態で再石灰化が終わり、食べたことでまた脱灰がはじまってしまうんです。これ、怪我をした時と似ていませんか?

怪我をして血が出ると、かさぶたができ始めますよね。かさぶたを触らずにいると、やがて怪我はきれいな元の状態のように治ります。でも、治る前にかさぶたを取ってしまうと?また出血してどんどん治りが遅くなる。

それと同じことが口の中でも起こっているんです。大事なことは食事の間隔をしっかり空けて、再石灰化をしっかりと行うことです。

食物繊維は、よく噛むことで満腹感が出て、次の食事までに間食をしなくても過ごせる。これが虫歯予防にはとても大事なんです。

どんなものを食べたらいいの?

では、実際に虫歯予防にはどんなものを食べればいいのでしょうか。虫歯予防に効果的なのは、食物繊維のなかでも水に溶けにくい不溶性の食物繊維です。

食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、より噛み応えのある不溶性の方が効果があります。不溶性食物繊維を多く含む食品には以下のようなものがあります。

  • ごぼう、ニンジンなど
  • キャベツ、セロリなど
  • キノコ類

食べ方のコツは、あまり細かく切らずに野菜本来の形や歯ごたえを活かして、柔らかくなり過ぎない程度に火を通して食べるのがおススメです。

まとめ

食物繊維にはどんな虫歯予防の効果があるのか。

  1. ブラシのように歯の表面を磨いてくれる
  2. 唾液を出して歯の再石灰化を促してくれる
  3. 唾液が歯についた食べかすを洗い流してくれる
  4. 食事の間隔をあけて再石灰化に十分な時間を与えてくれる

歯は僕たちの生活にとってとても大事なものです。美味しいものを自分の歯で食べられることは、とても幸せです。

「8020運動」というのを知っていますか? 「80歳で20本以上自分の歯を残そう」という日本歯科医師会などが推進している運動です。20本以上の歯があると満足な食生活が送れるため、自分の歯で生涯食べる楽しみを味わいましょうという願いが込められています。

虫歯を防いで、これからの長い人生、20本以上の自分の歯で美味しいものをたくさん食べましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)