空腹は、ダイエットにとって良いのか悪いのか…。皆さんは、どちらだと思いますか?僕は、どちらかというと味方だと考えています。だって“空腹で運動した方が痩せる”と、聞いた事はありませんか?ダイエット中なら、断然痩せる方がいいですよね!
でも…それとは反対の空腹で動くと”めまい・吐き気がする”という意見も。”…なんか体調が悪い。薬を飲まなきゃ”なんて事になったら…辛いですよね。いくらダイエットの為とはいえ、体調不良になるのはよくありません。
ダイエットと健康の両方の事を考えると、どちらがいいのでしょうか。もちろん、健康で続けられる事が大前提ですよね!では皆さん、改めて僕と一緒に考えてみませんか?
これから空腹のメリットとデメリットの両方を紹介していきます。それを読んだ上で”いいのか・悪いのか”を判断してみて下さい。はたして、空腹の時間は良い事なのでしょうか?
6つの空腹メリット
- 美肌効果
- ミトコンドリアが増える
- 成長ホルモンが増える
- 免疫力が上がる
- 脂肪が燃焼されやすい
- 便通が良くなる
1. 美肌効果
空腹と言えば、アンチエイジング効果が有名。なぜかというと…若返りの遺伝子と呼ばれている“サーチュイン遺伝子”が活発に働いてくれるから。”長生き遺伝子”とも呼ばれていて、沢山働いてくれると”寿命が延びる”と言われているんですよ。
長生きしたいなら、サーチュイン遺伝子に頑張ってもらいましょう!ちなみに、この遺伝子は細胞を修復してくれたり、活性酸素を減らしたりしてくれるんです。なので、シワやシミができるのを防いでくれます。女性に嬉しい働きですよね!
それから、サーチュイン遺伝子は下記で紹介する”ミトコンドリア”とも、深い関係があるんです。なんと、ミトコンドリアを増やして活性化してくれます。
2. ミトコンドリアが増える
ミトコンドリアについて、簡単に説明いたします。人間の細胞の中にいる器官で、身体を動かすエネルギーを作り出してくれるんです。しかも細胞を活性化させるので、肌にハリがでるようになります。
ミトコンドリアがは30〜40代から減少していき、少ないとエネルギーが作られないのでバテやすくなるんだとか。皆さんは、少し走っただけで息切れ…していませんか?それは、ミトコンドリアが少ないせいかも…。
それから”少ないまま”にしておくと、エネルギー不足で病気が治りにくかったり、重症化する可能性があるんです。貴方は病気の時に…
体力つけるために、ちょっとでもいいから食べ物を食べてね。
と、親に言われた事はありませんか?そう、病気を治すためにはエネルギーが必要。だからミトコンドリアを”なるべく増やす”ように、意識する事が大切なんです。
3. 成長ホルモンが増える
成長ホルモンの分泌を促す”グレリン”というホルモンの分泌が増えます。でもグレリンは”空腹ホルモン”とも呼ばれていて、食欲を増進させる働きがあるんです。”増えたらダメじゃん!”と思いますよね?でもデメリットだけではありません。
実は”記憶力をアップさせる”という働きもあるそうなんです。僕…もしかしたら”グレリンのおかげ”で、昼前の仕事が覚えやすかったのかも(笑)。皆さんも、ぜひテスト前はグレリンを増やしてから勉強してみて下さい。効率が上がるかもしれませんよ?
4. 免疫力が上がる
白血球が”普段よりも活発に働くようになる”と言われています。そのため、お腹が空いている方が免疫力がアップするんです。今はコロナやインフルエンザが怖いので、免疫力は上げていたいですね!でも僕にとって、ずっと空腹は辛いかも…。
5. 脂肪が燃焼されやすい
空腹時に運動すると、身体が溜めていた脂肪を燃やしてエネルギーに変えてくれるので、痩せやすくなります。実は僕、空腹の時に運動するのは好きなんです!だって身体が軽いから(笑)食べた後だと、なんか…凄く重たい気がするんですよね。気のせいかな…。
6. 便通が良くなる
意外に感じるかもしれませんが、空腹でも腸は動いてくれます。実は僕も、どちらかというと…お腹が空いている方がゴロゴロ動いている気がします。ギューとかグルルル…とか色んな音がするんですよね(笑)
なぜ動くのかと言うと、空腹だと胃や肝臓が休んでいられるから。なので、その分の血液が腸や腎臓に届くので、働きが促進されるんです。食事をすると、優先的に消化する臓器に血液が集まってしまうので、その間は減ってしまいます。
空腹のデメリット
- 空腹感を我慢する(イライラしやすくなる)
- 飢餓状態になる(リバウンド)
- 低血糖になる
- 食べ過ぎてしまう
1. 空腹感を我慢する(イライラしやすくなる)
空腹を我慢する、これが1番のストレスですよね。凄くお腹が空いている時って…頭に食べたい物が浮かんできませんか?僕がそうなんですけど、普段は特に”食べたい!”っていう物がないのに、こういう時に限って浮かぶんです。
妻に「何食べたい?」と、よく聞かれます。特に好き嫌いないので「なんでもいいよ~」と言っちゃうんです。「それが1番困るの!」と怒られます。”確かに…”と思うものの、あんまり空腹感がないと…食べたい物が思いつかないんです。空腹って大事…。
我慢してストレスが溜まると、イライラしやすくなります。すると、胃や腸が弱って”便秘・下痢”になったり、活性化酸素増えて身体の酸化が進んで…身体の外側も内側も老けます!他にも、睡眠不足による頭痛や吐き気などの、様々な体調不良がでてくるんです。
ストレスが発散できなくて、困っていませんか?”趣味がない・運動する暇がない”という人もいますよね。そんな人におススメの記事を紹介いたします。実は、泣くとストレスが発散できるんです。”笑うよりも効果的”と科学的に証明されているんだとか!ぜひ、ご覧ください。
2. 飢餓状態になる(リバウンド)
飢餓状態=停滞期で、体重が減りにくくなる期間の事。身体が”食べ物があまり入ってこない”と判断して、エネルギーを消費しないようにして、脂肪を溜め込もうとしているんです。わかりやすく例えると”次の仕事が見つかっていなくて、今あるお金で生活している”状態。
出費をなるべく抑えて、やりくりしますよね?身体が今まさに、そんな節約状態なんです。そんな飢餓状態の時に”いつもより多くカロリーを摂取すると”…通常の時よりも蓄積さやすいので、リバウンドしてしまいます!
せっかく運動しても…いつもよりエネルギーの消費が少なくて、脂肪に溜め込みやすくなるなんて…。ダイエッターにとって”最悪の状態”と言っても過言ではありません。飢餓状態はある程度すれば終わりますが、それがいつになるかわかりません。体質によりますから。
でも安心して下さい!飢餓状態になっても、それを乗り越える方法はあります!その方法を知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
停滞期がいつ終わるのか、目に見えないから余計にモヤモヤしますよね。自分の”理想通りに痩せられない”というストレス、すごく辛いと思います…。これを読んで、イヤな停滞期から抜け出しちゃいましょう!
3. 低血糖になる
ダイエット食でカロリー・量が少ないと、栄養不足から低血糖になりやすくなります。低血糖は、血液中の血糖が少ない状態で、頭がボーッとしてフラフラになるんです。注意力が散漫になり怪我をする危険性が高まってしまいます。
4. 食べ過ぎてしまう
お腹が空いている時の食事って、本当に美味しいですよね!僕は、苦手な物でも食べられるくらい…何でも美味しく感じます。”空腹は最高の調味料”と言われるだけの事はあるんですね。だからこそ、つい…食べ過ぎちゃいませんか?
止めるつもりが止められない。”もっと食べたい!もっと!”と、ブレーキが効きにくくなるんです。満足するまで食べてから…凄く後悔します。”何で止まらなかったんだ!?”って、自分自身にイライラして責めちゃいますよね。誰でも、一度は経験した事があると思います。
止まれないのは”ストレス・本能(食べて蓄えようとする)・ホルモン“など色々な原因があるんです。空腹も、その一つ。だから”意志が弱いんだ…”と自分を責めないで下さいね?身体が生きようとしているだけなんですよ。
空腹にコーヒーは”ダメ・良い”どっち?
- 脂肪燃焼空腹を紛らわす
- 便秘改善
- 抗酸化作用
- リラックス効果
- 吐き気(胃痛)
- 低血糖
- 貧血
まずはメリットから。コーヒーはダイエットだけではなく、美容や精神にも良い効果があるんです。多くの人がコーヒー愛飲するだけの事はあります。納得ですね!
次にデメリット。コーヒーに含まれるカフェインを摂取すると、胃酸が多く出るんです。食事中のなら問題ありませんが、空腹だと胃の粘膜を傷つけてしまいます。そのため、吐き気や胃痛などの症状が出てしまうんです。
コーヒーは低血糖を引き起こします。めまいや手の震えなどの体調不良が…。これは“コーヒー“というよりも“カフェイン“が原因。カフェインと一緒に糖質を摂取すると、なんと血糖値が急上昇します!
そのためインスリンが沢山分泌されるので、今度は血糖値が急降下。だから低血糖になってしまうんです。低血糖は放置すると意識をなくしてしまい、黄泉の世界へ旅立ちます。命にすぐ直結するので…こういった意味では”高血糖”よりも”低血糖”の方が怖いですね。
食事中なら低血糖になる可能性は低いですが、空腹を紛らわす・脂肪燃焼(運動)のためにコーヒーを飲む時は気をつけて下さいね。摂取量の目安は、健康な成人は最大400 mg/日(コーヒーをマグカップ(237 ml入り)で約3杯)まで (厚生労働省から)
コーヒーに食物繊維が含まれているって知っていましたか?非水溶性ではなく、便を柔らかくしてくれる水溶性食物繊維が豊富!だからコロコロ便の便秘に、とても効果的な飲み物だったんです!
コーヒーって色んな効果があって凄いですよね。調べていて、僕もその効果の多さに驚きました。今回の記事では紹介しきれなかったので、コーヒーに興味を持った人は、こちらの記事をご覧ください。
空腹ならノンカフェインを飲もう!
カフェインが原因で体調不良になりやすいので、胃が弱い人はカフェインが少ない”カフェインレスのコーヒー”がおススメ。 とは言っても…カフェインの量がゼロになったわけではありません。10%以下に減っただけなんです。
カフェインが減るので”効果はそのまま”とはいきませんが、”新陳代謝・リラックス・脂肪燃焼効果”などの効果はありますので、安心して下さい。でも、1つ注意して欲しい事があります。それはノンカフェインでも”胃に無害ではない”という事。
実は、クロロゲン酸という成分が胃酸の分泌を促します。普通のコーヒーと比べると胃に優しいですが、それでも量には気をつけて下さいね。コーヒーに牛乳や豆乳を混ぜるのがおススメ。上手にコーヒーを取り入れて下さいね!
まとめ
- 空腹はダイエットや健康に良いけど、栄養不足から倒れる危険性がある
- 空腹で身体が飢餓状態になる可能性があり、カロリーを消費しにくくなってしまう
- 空腹でのコーヒーの飲み過ぎや体調不良に気をつけよう
- 胃が弱い人はカフェインレス・デカフェを飲むようにしよう
- カフェインレスは10%以下になっただけで”0”ではないので飲み過ぎに注意
いかがでしょうか?この記事を読んでみて、皆さんの中で空腹はダイエットの味方になりましたか?それとも敵?健康やダイエットの効果はあるので、味方と言えなくはないですが…危険な要素が多いので僕は空腹でのダイエットは味方ではない!と判断しました。
もし空腹で運動する時には、いつ低血糖になっても対応できるように”ブドウ糖”などの糖質を置きましょう。命に関わりますからね。ダイエットよりも命の方が大事!
空腹でのコーヒーの”飲み過ぎ・低血糖”には要注意。特に!”砂糖+コーヒーの組み合わせ”は控えましょう。低血糖になる危険性がグッと高まってしまいます!なるべくブラックコーヒーか、デカフェを飲むようにして下さいね。
空腹でのダイエットは、危険と隣り合わせです。あまりおススメはできません。でも、もしそれでもやるのなら…常に自分の体調に気を配って無理しないようにして下さいね。