副業に源泉徴収や確定申告は関係ある?知っておきたい税金の種類

副業で収入が増えると、趣味や夢に投資したり、貯金をしたり、恋人とちょっと贅沢な食事に行ったりなど、お金の使い道の幅が広がりますね。お金に余裕ができると、気持ち的にも余裕ができたりしちゃいます。まさにいいことづくしです。

しかし、忘れていけないことがあります。それは僕たち国民の義務である“納税”です。副業をしていると、確定申告が必要になるケースがあります。収入と税金のことについて知っておかないと、副業で収入が増えても損してしまうかもしれません。

まずは、源泉徴収・年末調整・確定申告についてしっかり理解してから、副業との関係を知っていきましょう。

源泉徴収・年末調整・確定申告

(引用:pixabay)

年末になると”源泉徴収”、”年末調整”、”確定申告”というワードが出てきますね。会社員の場合は会社側でやっててくれるからあまり理解していなかったり、なんとなく他人事だったりする人って実は多いんです。それでなんとかなってしまっているので、案外スルーしがちなことだったりします。


そのまま何も知らずに副業をしてたくさんお小遣いをゲットしても、知らないと損をしてしまう場合もあるんです。損をしないために、まずは、”源泉徴収”、”年末調整”、”確定申告”の仕組みを理解していきましょう。

源泉徴収とは

会社側が前もって給料の総支給額からおおよその所得税を差し引きます。その差し引いた所得税を、会社側が僕たちに代わって国に納める制度を源泉徴収といいます。あくまでも、仮の納税ということです。源泉徴収票をみれば、1月から12月の1年で会社側が源泉徴収で納税した総額を知ることができます。

もし源泉徴収の制度が作られていなければ、毎月所得税を納める手続きをすべて自分で行うことになります。いちいち所得税を計算して手続きをすると考えたら、手間もかかるしやってられない!なんて人も続出してしまいそうですよね。ついつい後回しにして、忘れてしまうときがあるかもしれませんね。

源泉徴収という制度があるから、やっかいな手続きを年に1回だけ行えばOKで、手続きし忘れてしまうことも回避できるんです。つまりこの制度は、納税する側・受け取る側のどちらにも都合のいい制度です。

収入と所得の違い

総支給額からいろいろ引かれてるなぁと思いながらも、手取りしか気にしていない人は多いと思います。実際僕も給料明細を見たら、手取りの部分だけ見て終わりでした。しかし、確定申告の場合は所得を、扶養内でアルバイトやパートをしている人は収入を見なければなりません。

意外と気にしないけど基本的なことですので、カンタンに説明していきましょう。収入とは、税金や所得税などが差し引かれる前の総支給額のことです。毎月の給料とボーナスの総支給額を合計した1年間の金額が”年収”になります。

所得とは、収入から必要経費や所得控除など諸々を差し引いて最終的に受け取る金額を指します。つまり”手取り”の金額のことです。よく、扶養内のパートやアルバイトは103万円を超えたら税金が取られるから年間103万円以下だ働かなければいけないとききますよね。

それは、年収が103万円以下ということなので、手取りのことではなく総支給額が103万を超えないように調整します。また、年収○○○万円以上などよく聞きますが、実際に手元に入る金額は○○○万円以下ということになります。収入が多ければ多いほど、引かれる税金も多くなっていきます。

年末調整とは

源泉徴収での過不足を調整してくれる制度です。つまり、源泉徴収によって差し引かれた”仮の所得税”と、年末に所得を計算し算出された”正確な所得税”の差額を調整するのが年末調整です。

年間で納める所得税が確定すると、仮で納めていた源泉徴収での金額との差が生まれます。年末調整をすることでその差額分を還付金として受け取ることができる仕組みです。

確定申告とは

確定申告は主に個人事業主やフリーランス、給与収入以外(副業など)の収入がある人が各自行う手続きです。1年で確定した所得にかかる税を納税する手続きのことです。

どうやら年末調整と似てますね。支払う側の職種によって手続きの種類が分かれていて、年末調整は収入が”給料”である会社員が、確定申告は自分で収入を生み出す個人事業主やフリーランスがそれぞれ行います。

しかし、会社員だから年末調整だけでいいのかというと違います。会社員が確定申告をする場合もあります。下記の条件に当てはまる会社員は気をつけなければなりません。


・年収2000万以上

・2箇所以上の会社から給与収入がある

・副業による所得が20万以上

・住宅ローンや医療などの控除がある

・ふるさと納税で6箇所以上に寄付

このような条件に当てはまる人は、年末調整と確定申告の両方の手続きが必要になります。

副業をすると源泉徴収や確定申告はどうなる?

(引用:unsplash)

副業にも源泉徴収はある?

副業の収入が”給料”としてもらうアルバイトの場合は、会社員と同じで源泉徴収があります。

副業でも確定申告は必要

1年間の副業の所得が20万円を超えると、確定申告が必要になります。”収入”ではなく”所得”というところがポイントです。例えば、副業による収入が年間25万円だとします。そのうち年間の必要経費が6万2千円かかりました。

年収-必要経費等=年間所得なので、収入25万円から必要経費6万2千円を差し引いた18万8千円が年間所得になります。つまり、所得が20万円を下回ることになるので確定申告が免除になるんです。

副業の所得が20万円を超えるようであれば、支払う税金などを考えると働き損になってしまうかもしれませんね。損をしないためにも、ちゃんと計算して所得を20万円以下に抑えたほうがいいのです。手間ではありますが、アルバイトなど給料をもらう副業をしているのなら、給料明細に総支給額も手取りも書いてあるので捨てずに保管しておきましょう。

また、それ給料ではなく収入を得る副業の場合は、収入や必要経費等をメモしたり、レシートなどを取っておくおのも後々役に立ちますね。

住民税の落とし穴

(引用:ただピク)

先程もお話したように、副業での所得が20万円以下ならば、確定申告に関しては安心です。しかし、住民税のことを忘れていませんか?住民税は給料から”勝手に引かれているもの”の一分になっているので意識しない人が多いんです。

住民税は所得などに関係なく副業しているすべてのひとが支払う必要があります。

まとめ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: OXBdy6-xc_E6OHoNNtKxP5QHkOH-qfXzdCyQRxfGGkT9EJI26W8mo4qq3cHP9iXpAqP9JVrtL0fTaeRHQE0P7fUpIhTnKpJDKZcyr5nuIhogbkTRaS1L8YPAMFOq1THDBgymvfRI
  • 源泉徴収は、仮の所得税を会社側が納税してくれるシステム
  • 源泉徴収された金額と本来支払うべき金額の差額を調整する
  • 年末調整は会社員が、確定申告は個人事業主やフリーランスが行う手続き
  • 税金を納付するとき、収入と所得のどちらを基盤に計算するのか
  • 副業をすると住民税を払う必要がある

働いて収入をえるということさまざまな納税がつきものです。会社員だけのままだったら知ろうともしなかったかもしれません。独身だと尚更かもしれませんね。将来結婚して旦那が働き奥さんが扶養内でパートとして働く・子供がアルバイトを始める、そんな時期が来たら知識が必要になってきます。僕も、副業を始めた頃は税金の知識もなく、源泉徴収や年末調整も会社に任せなのでなんとなく過ごしていました(笑)

この仕組みを理解したうえで、節税しながら収入を増やしていければお得ですね。上手にお金のやりくりをして、お得に楽しく副業で収入を増やしていきましょう。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

基礎ライティング講座を無料でやってます。初期費用は0からでも立派なスキルを身につけることが出来ます。

無料で出来るライティング講座をのぞいてみる。

参加者がぞくぞく増えてます。



ここをクリックするとサイトの順位がわかります               

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)