MEC食とチョコレートの意外な関係性?!カカオは消して悪者ではない

一口入れれば、甘ーく広がるチョコレートの甘み。

”あぁ幸せ”とうっとりしているのもつかの間、ハッと我にかえれば”やってしまった”とチョコレートを食べたことを後悔。なんて方も多いんではないでしょうか。

書いている僕でさえもよだれがでてしまいそうになる、中毒性を持つチョコレート。ダイエッターの方もチョコレート好きのあなたも”ゴクン”と唾を飲み込んでるいるのでは?チョコレート、食べたくなりますよね。

ここまでチョコレートを想像させておいてなんですが、チョコレート好きのダイエッターには1番の敵。そんなに好きでもなかったダイエッターでさえも糖質を抑えている分”なぜか無性にチョコレートが食べたくなる”という声もよく聞きます。

チョコ好き女子

チョコ好きって本当にダイエットが難しい。。。チョコレートは太る食べ物ランキング上位には必ずはいってくるもんね。我慢すればするほどチョコを欲す気持ちが暴走してしまいそう。

糖質制限ダイエットやヨーグルトダイエットなどダイエット方法がたくさんあるなかでも、進んで”チョコレートを食べなさい。”なんてダイエット法はあまり見かけたことがありません。でもダイエットは必ず通常の食べる食材の量よりも数が減ってしまうもの。

そうすれば必然的に栄養も偏ってしまいます。ではチョコレートに含まれている栄養素その栄養素が不足しているダイエット法と組み合わせれば上手く付き合えるんではないか!!と調べたところMEC食ダイエットのサポートになる可能性が!!これはチョコレート好きには必見ですよね。

MEC食とは肉、卵、チーズを1日決められた量を摂り、その後は比較的何を食べても良いというルールですが、結果的に糖質制限ができるという食事方法です。なんでも良いとは言ってもやはり、間食や食後にチョコレートを食べるのはルール違反だろ、太ってしまう!とおもいますよね。

我慢、我慢、、と抑えている分、爆発する勢いは大きいもの。できれば塞ぎたいチョコレート欲。でも、そもそもなぜチョコレートはダイエットにダメなんでしょうか。”そりゃあれだけ甘ければねぇ”とチョコレートを本当に知らない人はそう思うはずです。

「”本当に”ってどういうこと?」と気になったあなたは、最後まで読めばチョコレート欲だって、ダイエットのサポートをしてくれる相方になることがわかるはず。そんなチョコレートの秘密とMEC食ダイエットとの意外な関係性をお教えします。

MEC食のルールと栄養素

先ほど簡単に説明しましたが、MEC食とは肉(Meat)、卵(Egg)、チーズ(Cheese)の頭文字を取ったもので、その3つを中心に食事をする食事法です。

~1日の摂取量~

  • 肉    200g (薄切り8~10枚)
  • 卵   3個
  • チーズ 120g  (6P入り6個)
  1. 1日の摂取量を食べきること。その後、空腹を感じる場合は野菜、炭水化物の順に食べても良い。
  2. 1口30回噛むこと。

これがMEC食のルールなんです。我慢が少なく続けやすいのが人気の一つですね。この3つは免疫細胞を作るのに欠かせないたんぱく質が多く、個々にも栄養がたくさんあります。

肉の栄養素

お肉に含まれているたんぱく質はアミノ酸の全てを含んでいます。アミノ酸は筋肉作りや修復、疲労回復にも役立ちます。特に鶏肉は良質でヘルシーなたんぱく質。代謝があがり内蔵の動きをよくしてくれるのでダイエットにはもってこいです。

”ダイエットに肉はダメだろ”と完全にお肉を食べない方ダイエッターさんはたんぱく質が足りず、必要な筋肉ができにくくなるので痩せずらくなったという失敗談も少なくありません。

また牛肉には、ビタミンB群が多く脂肪燃焼に欠かせないB2など含まれています。そして貧血予防にもなる鉄分も多いため、特に女性は摂ってほしい食材ですね。

卵の栄養素

卵は食物繊維とビタミンC以外を含んでいる”完全栄養食”と呼ばれるほどの栄養があります。お肉と同様たんぱく質はアミノ酸の全てが入っているんです。

特にビタミンはビタミンA、E、B12を多く含んでおり、皮膚や血液の形成を手助けしたり、抗酸化力が強く「若返りのビタミンE」とも呼ばれています。痩せて若返れるなんて、なんて素敵なお話でしょう。冷蔵庫の主役級メンバーなのも有難いですよね。

MEC食は調理方法も自由ですが、ゆで卵なんかは卵料理のなかで1番簡単でカロリーも少ないのでお勧めです。僕はよく何個か茹でておいて、小腹が空いたときや食事前に食べたりしていますよ。

チーズの栄養素

「朝、牛乳を飲みなさい」と言われて育った方も多いのではないでしょうか。小学生の給食にほぼ毎日出てくる牛乳。それほど大切なんでしょうね。それをいうなら、実はチーズの栄養は牛乳の10倍。ナチュラルチーズは「白いお肉」と言われるくらい良質なたんぱく質を含んでいます。

そして丈夫な骨を作るカルシウムが豊富です。もう成長期の子供じゃないんだから”といらないと判断すると、老後に困ってしまいます。

老後、お医者さんから「骨が丈夫じゃないなら筋肉を鍛えなさい」と年を取ってから筋トレをする羽目になってしまうかもしれません。そんなの辛すぎますよね。骨は年々減少していくものです。だからカルシウムはいつでも大切な栄養素なんですね。

チョコレートはどうやって作られている?栄養はあるの?

MECにはたくさんの栄養素が入っていることを知っていただきましたが、さて何が僕たちの体に足りていないのでしょうか。それは、食物繊維やビタミンの少なさです。MEC食は便秘予防のために野菜などの食物繊維を摂ることを勧めているんです。

でも食物繊維=チョコレートにはなりにくいですよね。チョコレートにはどんな栄養があるのでしょう。

カカオの栄養素

チョコレートはカカオ豆から出来ているのはご存じの方が多いでしょう。チョコレートはカカオ豆をすりつぶしたカカオマスが主な原料ですが、チョコレートの栄養素はカカオ豆の栄養素ということになるんです。そしてカカオの主な栄養素はこの2つです。

カカオプロテイン

カカオプロテインは食物繊維と似ていて、小腸では消化吸収されず大腸に届き、便のかさを増すことができます。そして腸内細菌のエサとなって腸内環境を整えてくれるので、便秘改善の効果が期待できるとされているのです。

食物繊維をあまり含んでいないMEC。食物繊維が少ないと起こる便秘などが、チョコレートで少しでも補えるなら有難いですよね。でもチョコレートだからといって何でもかんでも食べたらいいとは限りません。選び方にも秘密があるんです。また後ほど説明しますね。

カカオポリフェノール

ポリフェノールと聞くとコーヒーや赤ワインなどを思い浮かべますが、100gあたり、コーヒー85,5mg、赤ワイン180mgに対してカカオのポリフェノールは840mgと桁違いなのです。赤ワインでカカオほどのポリフェノールを取ろうとすると、多分気づいたらベロベロです(笑)

ポリフェノールはストレスを軽減させたり、脳を活性化する働きがあります。我慢が少ないMEC食でもやはりダイエット中はイライラしますよね。他のことをしていても”お腹がすいたなぁ”と頭の中はそればかり。仕事も手につかなくなってしまいます。

そんな時に少し甘いチョコレートを食べれるならMEC食ダイエットがより我慢が少なく続けていけるんではないでしょうか。またポリフェノールは動脈硬化予防や細胞の老化を防いだり、肌トラブルを防いだりするんです。

チョコ好き女子

あれ?よくチョコレートを食べたらニキビができるってよく聞くけど。。。

それは食べ過ぎ、もしくはチョコレートに含まれる脂質、糖質が原因なのです。チョコレートのカカオのせいではないんです。チョコレート=カカオはものすごい勘違いなんです。

チョコレートがダイエットに不向きな理由

チョコレートの重要原料、カカオマス。カカオをすりつぶしたものがカカオマスですが、カカオマスにはココアバターというものが入っています。

そのココアバターがチョコレートには欠かせない原料にもなるのです。(ココアバターをカカオバターと記載されているものもありますが同じものです。)

チョコレートのあのなめらかな口どけやチョコレートの香味はココアバターの性質。カカオマスには元々ココアバターは入っていますが、プラスしてココアバターを足してチョコレートを作っているのです。

でもそれだけでは全く甘くないチョコレートの完成になってしまいます。カカオマスを食べたことがある僕の知人曰く、「本当にこれがチョコレートの原料か?」と疑うほど甘くないのだそうです。逆によくお菓子に使おうと思ったものですよね(笑)

なのでミルクチョコレートにはミルク、砂糖などを足してチョコレートは出来ていくので、ダイエットに不向きだと言われてしまうのです。

結果、チョコレートにはカカオマス、ココアバターが入っておりそしてミルク、砂糖の甘さで出来ているのです。MEC食はルールを守れば何を食べても良いですが、砂糖が多いチョコレートを食べるのにはやはり抵抗がありますよね。

~チョコレートの主な原材料~

  • カカオマス
  • ココアバター
  • ミルク
  • 砂糖  など

高カカオチョコレートの見つけ方

チョコ好き女子

チョコレートが体にもMEC食と相性が良いのは分かったのに、ミルクや砂糖が入っていたらダイエット中はやっぱり食べない方がいいのかな。

ダイエット中は高カカオチョコレートを買うべし!!

今は、色んな種類のチョコレートがあり、ダイエット中にも食べれる”高カカオチョコレート”というものがたくさんあります。僕的にチョコレートといえば”明治チョコレート”だったので明治の高カカオチョコレートで比較をしてみました。

原材料も大事な点です。原材料はチョコレートに限らず、多い順に記載されています。

この間、ほうじ茶ラテを買おうとコンビニに立ち寄った時、ふと原材料を見てみると1番目になんと”砂糖”、かなり後ろの方に”ほうじ茶”と書いてあり、手を思わず引いてしまいました(泣)なので、裏を見るのことをおすすめしますよ。

カカオ72%チョコレート

ミルクチョコレートがお好きな方は程よい苦みを感じるくらいで、チョコレート感が残りやすく手を出しやすいほろ苦さです。

カカオマスが一番多いのがわかります。ミルクチョコレートは一番目に”砂糖”がきているものばかりなのでどれだけ入っていたのかが一目瞭然ですよね。

カカオ86%チョコレート

ミルクチョコレート好きには少し苦すぎるかもしれません。”コーヒーブラックは飲めないがラテは飲める”みたいな方はほのかな甘みを楽しんで頂けると思います。

お気づきでしょうか。先ほどの72%に比べて、砂糖の順番が変わっています。ダイエット中におすすめなのはこれ以上のカカオ成分、もしくは80%以上がおすすめです。

カカオ95%チョコレート

かなり苦めです。コーヒーブラックなどがお好きな方で少しおやつが欲しい方などにおすすめです。原材料は86%と同じ順序でした。

カカオが強いからと言って高チョコレートを食べ過ぎは要注意!!1日3~5枚がおすすめです。カカオマスとココアバターを買ってご自身でつくっている方もいますので試してみるのも楽しいですよね。

1番太りやすいチョコレートとは?

チョコ好き女子

じゃあ、ホワイトチョコレートはどうなっているんだろう?

正直言って、ホワイトチョコレートはダイエットには不向きです。

実はホワイトチョコレートにはカカオマスが含まれていません。ということはつまり、ポリフェノールもほとんど含まれておらず、ココアバターやミルク、砂糖で作られているのであの甘さを出すためにミルクと砂糖が多いのです。

ある研究で高カカオチョコレートを食べるグループとホワイトチョコレートを食べるグループに分かれて実験を行ったところ、高カカオチョコレートを食べていた方だけ便通改善がみられたそうです。ダイエットにも便通改善にもホワイトチョコレートは向いていないということですね。

でも甘いもの好きのあなた、諦めないでください!MEC食ダイエット中でも食べられるスイーツも選び方次第です。

まとめ

  • MECは栄養が多いものばかりだが、足りない栄養素もあるので忘れず摂ること。
  • カカオの栄養素はMECでの栄養不足分を補える可能性も。チョコレートはカカオだけで作られてはいないが選び方を工夫すれば、上手く付き合えるはずです。
  • 記載されている原材料を目安に色んなあなたに合ったダイエットチョコを見つけてください。

ダイエットにストレスは邪魔者になってしまいます。チョコ好きに限らず””少し甘いものを…”とダイエット中はストレスになる間食や食後のお菓子の誘惑。もしそれが栄養として補えるものだったら?少しは罪悪感なく食べていただけるとおもいます。

チョコレートに限らず、原材料を見ると「この商品、砂糖が一番多いの?!」とびっくりすることが意外と多く、”ならやめておこう”と手を引きやすいんです。”高カカオ”と書かれていても砂糖が一番多いと頑張っているダイエットが水の泡になってしまいます。

原材料を見る癖をつけるのをおすすめします。そしてなんでも食べ過ぎは注意なので、3~5枚を目安に、高カカオチョコレートを食べて、ダイエットの敵、イライラや便通改善を打ち消しちゃいましょう。

何度も言いますが、MEC食中は食物繊維が不足しがちです。高カカオチョコレートを食べているからと偏らず、食物繊維の多い葉物野菜やキノコ、豆類もこまめに摂りつつ、高カカオチョコレートを食べて少しの贅沢をしてみてください。

食物繊維は便秘解消だけではなく、僕たちの体に色々な”良いこと”をしてくれる、必要不可欠な栄養なんです。そんな”良いこと”や食物繊維の大切さが分かる記事もありますので是非読んでみて下さいね。

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