食物繊維の驚くべき実態!うつもリセットできる効果とは?

最近働いていてふと「最近うつの人増えてない?」って思うことがあります。

僕の友達は医療関係で働いているのですが、患者さんはもちろんスタッフにもうつっぽいなって思うことがあるんだと、最近飲みに行ったときに話題になりました。

昔の人に言わせると「最近の人は打たれ弱い」っていうので、最近の若い人は弱いのかなと思っていたんですよね。

確かにどの業界でも、昔は上司がものすごく怖くて厳しかったが、それでも上司に付いていき頑張ってきた人たちが今の上司というイメージがあります。

それが最近ちょっと強く注意しただけで「パワハラ」とかいう時代になりましたよね。

事実行き過ぎた注意は相手を傷つけると思いますが、ある程度の注意は必要。だけどそれが受け入れられない時代になっているのかなと思う時があります。

いつかこんな話を先輩から聞いたことがあります。
「職場の前までは行けるけど、職場を目の前にしたら足が止まって涙が止まらなくなった。結果病院でうつと診断されて働けなくなった友達がいる」と。

私自身の友達も、仕事が合わず家から出られなくなり、仕事を辞めた。
うつになった、治療が大変だという話も聞きます。

ふとうつ病の治療は病院に行って薬をもらうだけしか治療法がないのかと思ったので調べてみると、最近の研究で食物繊維が見直されているという話を読みました。

うつ病になぜ食物繊維が効くのか、調べてみて知った驚いた情報を載せていこうとおもいます。

あらためて「うつ」とはどんな状態のことなのか

うつ状態は誰にしもあることかと思います。たとえば「しんどいな~」「つらいな~」「嫌だな」と考えても一時的で、日常生活に支障をきたすほどでもなく、時間がたてば落ち着いたり、良いことがあれば気が晴れたりする状態のことです。

仕事で疲れても、趣味や誰かと「ひどいね」「ありえないね」と話すとすっきり、そんな状態は「うつ状態」に当たります。疲れていても心が回復することができるんですよね。

では病気のうつとはどんな状態なのでしょうか。

何をしても気分が晴れず、時間がたっても落ち込んだまま。好きだったことにも手が付かず、何をしたいとも思わない。時に妄想や希死念慮に陥ることもある状態です。

気が付いたときにはもう遅い。何をするにも無気力でどうにもならない。時間も薬にならないむしろひどくなる。心が疲れ切って回復しない状態、これが「うつ病」です。

知っていましたか?最近ではこの「うつ病」、生活習慣病ともいわれているんです。

海外ではそれが論文で発表されているほど。どうして生活習慣病といわれるようになったのでしょうか。

現代人は食物繊維の摂取量が少ない!!

昨日は何を食べたか覚えていますか。仕事で疲れて適当に食べたり、外食したりが増えていませんか。

現代の食事は和食から洋食へ変化してきているって言いますよね。
とかいう僕も昨日はジャンクなフードを食べ、〆にラーメンなんて生活してますが(笑)

 最近生活習慣病といえば、日本人が和食よりも洋食、食の欧米化への変化が関係していると言われています。

和食と言えば

  • 脂質や動物性タンパクが少ない
  • 野菜中心のおかずが多い

洋食と言えば

  • 脂質、動物性タンパクが多い
  • おかずにも肉が含まれることが多い(野菜が少ない)

そして、洋食は和食と比べて野菜や豆を食べる機会が少ないため食物繊維をとる機会が減ってきています。
そう、昔と比べてうつ病の患者が増えたのはこのためと考えられているのです。

因みに日本人の一日食物繊維摂取量で生活習慣病を予防しようと思うのであれば理想は24g摂取が望ましいらしいのですが、実際は15gしか摂取できていません。 そのため、目標量として男性20g、女性18gとされています。

食物繊維の何がうつに効果があるのか?

うつ病が増えた理由が食物繊維の影響かもしれないってことは分かった。だけど、食物繊維の何が影響しているのか。

海外の研究では地中海式の食事を中心に摂取している人は生活習慣病だけではなく、アルツハイマー型認知症やうつ病なども少ないという結果があります。

食事の違いはなんなのか。

地中海式の食事は野菜や穀物、魚介が多いんですよね。
さて、和食はどうでしょうか。やはり野菜や魚などヘルシーなものが多いですよね。

ここでポイントなのが食物繊維です。
食物繊維の代表的な役割は「排便を促すこと」ですが、深く掘り下げるとここにうつに効くポイントがありました。

食物繊維には不溶性と水溶性の食物繊維が存在します。
不溶性食物繊維

  • 水に溶けない食物繊維
  • 代表は穀物・豆・キノコ類や野菜など
  • 水分を吸収し膨らむことで腸蠕動がよくなる

水溶性食物繊維

  • 水に溶ける食物繊維
  • 代表は海藻類(ねばねば系)やこんにゃく、(熟した)果物、野菜など
  • 便の水分を増やし排便をスムーズにする

そして、不溶性食物繊維は排泄を促すことで腸内の悪いものを排泄してくれ腸内環境を整えてくれる。水溶性食物繊維は善玉菌のえさになってくれるため善玉菌が増え悪玉菌が減るという効果があります。

なんとこの腸内環境を改善することで、うつ病の予防になるというのです。
なぜ腸内環境を整えるとうつ病予防になるのか、それは脳のシステムにあります。

うつ病になると脳の中のセロトニンという神経伝達物質の働きが鈍くなります。このセロトニンは心の安定を保ったりバランスを保つために重要な役割を担っています。

つまりこのセロトニンが足りなくなるとどうでしょう。心のバランスがとりづらくなるということがわかりますよね。

そしてこのセロトニンが脳内で作られるためには腸内環境がよくないとうまく作り上げられず、足りなくなってしまう。ということなのです。

さてさて、だんだんわけがわからなくなってきましたよー
これには続きありますから、ちょっと頑張って聞いてみてくださいね

で、このセロトニンが作られるためにはまず、タンパク質が必要なんですね。そのタンパク質の中にある「トリプトファン」っていうのがセロトニンを作るためには重要な役割を果たすわけです。

おっと、タンパク質が出てきました。食物繊維と関係ないのではと思わないでくださいね。

わかりやすく言うと

  1. タンパク質を摂取する
  2. 腸内で消化と分解をされることによってトリプトファンができる
  3. このトリプトファンがあることでセロトニンを増やすことができる

というわけです。

つまり、ここです。腸内環境がよくないと腸内でうまく消化と分解ができずトリプトファンができない=セロトニンの量が少なくなる。というわけ。

引用:youtube:アラフォー美容師のアンチエイジングライフ

やっとここでつながりましたよ、だからこそ腸内環境を整えるためにも食物繊維が必要だってわけです。

まとめ:食物繊維で心も体もリセット!

現代はストレス社会といわれています。

ストレスを受けることによって善玉菌が減ってしまうといわれていますから、つまりは腸内環境の乱れが起きやすく、その影響がうつになってしまうというわけなんですね。

今回うつ病を予防、改善するために「食物繊維」を摂取することで腸内環境を整え、快適な生活を送りましょうという話でした。

  1. うつ病はただの精神病ではなく、生活習慣病と認知されつつある。
  2. うつ病を予防するためにも食物繊維の摂取が必要、だけど現代人は摂取量が足りていない
  3. なぜ食物繊維がうつに効くのか、その理由

を今回お話しました。

結果食物繊維を摂取することによって、体も心もリセットし、うつ病の予防になることを知ることができました。

皆様も足りない食物繊維をとることで、うつ病にならず他の病気にもならない体づくりを積極的にしてみませんか。

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