こんにちは!毎日赤ちゃんとどうお過ごしですか?赤ちゃんが寝ている姿をウットリ眺める時もあれば、あんまりグッスリ寝てると、あれ?息してるよね?と急に不安になったりもします。真夜中の嘔吐、急な発熱。オムツから漏れたうんちの処理はもはや日常。
赤ちゃんの育児は毎日が我慢と緊張と不安の連続です。でも赤ちゃんが自分の顔を見てニコニコ笑ったり、ふと自分がくしゃみをした時とかに赤ちゃんが声を上げて笑ったり、そんな瞬間、小さな幸せを感じますよね。
他の人に赤ちゃんを任せようとしたら泣いてしまったときのウンザリ感と、やっぱり自分がいないとダメなんだね的な嬉しさ。見た目ばっかり可愛くて、この小悪魔め!!なんて、その時僕は思っていました。
そんな大変な中、離乳食が始まると、育児の大変さは更に増していきます。




毎日お疲れ様です。離乳食で悩んでいるんですね?




そうなの。栄養が足りているのか不安になっちゃって。




僕のおすすめの離乳食があるんですけどどうですか?栄養が沢山とれて、赤ちゃんのメンタルも安定して、夜泣きやぐずりなんかも治まるかもしれませんよ。
この記事を読み終える頃にはママさんも笑顔になれるはず!
MEC食とは?
1番初めの離乳食というと、お粥を想像する人が多いのではないでしょうか?お粥も良いですが、僕は赤ちゃんにもMEC食をオススメしたいんです。と、その前に大人のMEC食について説明するので、離乳食が始まる前にまずご自身がMEC食を実践してみてください。
MEC食は健康に良い、ダイエットの効果がある、と言われています。『ダイエット』と言うよりも、健康的な体に近づけると言った方が正しいのかもしれません。肥満傾向の方は体重が減り脂肪が落ちますし、やせ型の方は体力がつくので疲れにくくなります。
免疫力なども上がり、生活の質が上がります。自分でMEC食が良いと思えたら、赤ちゃんにも自信を持って食べさせてあげることができると思います。
MEC食とは予防医学に基づいて、お医者さんが考案したもので、肉(Meat)と卵(Egg)とチーズ(Cheese)を中心とした、タンパク質摂取がメインとなる食事法です。
一日に肉200g、卵3個、チーズを120gを食べて、もし足りなければそれ以上食べてもOKです。でも、必ず一口は粒ガムくらいの大きさにして一口につき30回噛んでください。これは意外と大変ですが、普通に食べるのと全く満腹感が違います。
タンパク質が不足すると、肌も髪もパサパサになるし、疲れやすく、筋力も落ちていきます。対して、タンパク質は不足しているのに、糖分は取り過ぎているというのが、今の日本の食生活です。
糖分を摂り過ぎる事で、血中のブドウ糖の濃度を示す血糖値の値が急に上がります。そして次に急激に下がるという現象が起こります。このように血糖値が安定しないと、イライラしてしまったりネガティブになってしまったりメンタルにかなりの悪影響があります。
そして体は下がってしまった血糖値を戻そうとするので、また更なる糖分を欲してしまうという負のスパイラルもできあがってしまいます。これはメンタルへの悪影響の他にも、肥満、糖尿病の原因にもなります。
食事の際、先に肉、卵、チーズを食べておけば、血糖値が急激に上がるのを防いでくれますし、空腹状態が治まった状態で糖質を食べれば、いきなり糖質を食べる時よりも量が自然と少なくなると思います。
糖質制限をすると、免疫をアップさせることができますよ!この記事も読んでみてください。
MEC食を取り入れることで、肥満防止、メンタルの安定、美容効果などなど、様々な利点があります。離乳食にMEC食を取り入れる事で、赤ちゃんに必要な栄養素を摂取することができるし、大人と同じように赤ちゃんの肥満防止にもなり、メンタルも安定します。
ぜひご自身で試されて、利点を感じられたら、離乳食もMEC食を意識したものにしてみて下さい。離乳食でのMEC食の取り入れ方を続きで説明していきます。
MEC離乳食について。レシピも紹介します!
6ヶ月頃になると、母乳やミルク以外の食べ物を消化、吸収できるようになります。それと共に赤ちゃんは母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなってきます。離乳食というと母乳やミルクから離れるための食べ物という感じがしますが、そうではありません。
足りなくなった栄養を食べ物で補完するという意味が正しく、離乳食は補完食と呼ばれる事もあります。補完食として栄養をしっかり赤ちゃんに摂ってもらいましょう。
赤ちゃんにとってのMEC食。大人のようにたくさんは食べられないけれど、MEC食の基本となるタンパク質と脂質を中心にメニューを考えてください。人間の体の成分は水分を除いてはタンパク質と脂肪が多くの割合を締めています。




上の図は大人の体の構成ですが、タンパク質と脂肪が体に必要なことがよくわかりますね。そして、大人の水分量は60%なのに対し、新生児の水分量は80%、乳児の水分量は70%にもなります。赤ちゃんは汗もかきますし、水分も赤ちゃんの体にはとても重要です。
水分補給と、食べ物で補いきれない栄養を摂るために、食べ物と飲み物が十分に摂れるようになるまで、母乳やミルクはしっかりとあげてください。離乳食初期は一度に食べられる量が少ないので、できれば離乳食初期は一日に2回~3回に分けて食事をあげてください。
それではおすすめのレシピをいくつか紹介します。
- 離乳期初期からカボチャミルクプリン、卵黄を使ったプリンです。アレルギーを心配されると思うので、少しずつあげてみてください。








- お肉やお魚、レバーを使った離乳食のストックのレシピです!これを作っておけば超便利です!
9ヶ月~23ヶ月の赤ちゃんには一日に3~4回食事をあげてください。足りないようなら間食を挟んでも大丈夫です。
- 麻婆豆腐、チーズあえ 鶏肉もチーズもお豆腐も全部食べれらますね。




- 離乳完了期 豆腐と鶏ミンチのナゲット タンパク質たっぷりの鶏肉がパクパク食べられます。




- おつまみや離乳食に☆長芋チーズのお焼き風 大人も美味しい一品です。赤ちゃんと一緒に食べましょう。




- ボーンブロス これはおすすめ!肉を骨ごと野菜と煮込んで、ギューッと栄養を抽出します。非常に栄養があり、大人が飲んでも健康効果があります。赤ちゃんと一緒に飲みましょう。
などなど、大人も食べたくなるようなレシピがたくさんありますね。赤ちゃんと一緒に食事を楽しんでください。
なかなか食べてくれない!?どうしたらいいの?
離乳食(補完食)を進めるにあたって、焦りは禁物です。6ヶ月を過ぎたからといって、全部の赤ちゃんが食べ物をパクパク食べられる訳ではありません。すんなりと食べる子もいれば、嫌がってどうしても食べない子もいるでしょう。
一種類のものしか絶対食べない!という子もいます。色んな子がいるのです。その時、怒ったり、無理に食べさせようとしてはいけません。親がイライラしてもいけません。食べる事が嫌いになってしまいます。
『食べないなら別にいいよ。』という感じでいてください。もう少し柔らかいものに戻してあげてもいいし、意外とドロドロしたものよりある程度形があるものの方が食べるときもあります。一回やめてみるというのも手です。
手の込んだ離乳食を食べてくれないのは辛いでしょう。なかなか食べてくれないときは、味噌汁の上澄をあげたり、大人の食事を作る時に調理の途中で取り分けたり、市販の物を使っても構いません。なるべく負担に感じないように、積極的に楽をしてください。
とにかくママがリラックスすることが大事です。赤ちゃんにとってはそれが一番居心地が良いことです。実はこれはこれからの育児にも関連してくる事です。
ハイハイも、歩くのも、喋るのも、お友達をつくるのも、字を書くのも、計算ができるようになるのも、その後の成長全部、周囲にどうにかできるものではありません。
その子の個人のペースがあります。それを尊重するという気持ちを忘れないでくださいね。周囲が出来ているのにウチの子が出来ないなんておかしい!というのはやめましょう。とはいえ、食べ物のことは赤ちゃんの体調に関わること。不安にもなるでしょう。
先ほど赤ちゃんには栄養が必要だとも書きました。それで赤ちゃんが何も食べなければ、不安になるのも当然ですね。でも体重がちゃんと増えていて、赤ちゃんが元気でいるのなら大丈夫です。食べられるものがあるならそれを食べさせてあげて、母乳やミルクをあげてください。
一人で悩まずに、周りの人にも相談してくださいね。きっと応援してくれるし、良いアドバイスが聞ける事と思います。




親子でカムカム!MEC食!
MEC食の基本ルールですが、肉、卵、チーズを食べることが一番重要なことと思っていませんか?それこそMEC食の特色であり、メインテーマであると捉えられがちですね。でも僕が思うに、MEC食で一番大事なことは一口30回噛む事だと思うんです!
MEC食を考案した渡辺先生も、患者さんから『食べ物を変えることなんてできないよ。』と言われたら、『じゃあそれでもいいからとにかく一口30回噛んでください。』と指導したそうです。沢山噛むだけでも、メリットは沢山あるのです。
まず食べ物の味がよくわかるようになり、口の周りの筋肉を使うことで表情が豊かになります。発音なども良くなるそうですよ。脳への刺激にもなり、発達をうながします。もちろん肥満防止にもなります。
よく噛むと唾液が沢山出ますが、その唾液はなんと食品の発がん性を抑える役割もあるそうです。よく噛む習慣はまさに一生ものの習慣です。この習慣を身に付けるだけで、人生変わるといっても過言ではないかもしれません。
とはいえ、どうやって赤ちゃんに教えるの?口うるさく注意すればいい?違います。自分自身がよく噛んでください。赤ちゃんは生きていく上での事を、周囲の大人のマネをすることで学びます。
話し方や仕草が両親に似るのはその為ですね。見ていないようで、赤ちゃんはあなたがどうやってものを食べているのか見ているのです。よく噛む親の子供は、よく噛むようになります。
もちろんすぐに出来るわけではありません。5年後、10年後に初めてその効果が表れるかもしれません。時々よく噛むことの大切さを教えてあげるのも良いでしょう。でも一番はやはり、自らがお手本になることです。親子で噛む習慣をつけて、親子で健康になりましょう!
いっぱい噛むと、最初は顎が痛くなるかもしれません。その痛みの正体とは⁉︎噛む事の真の意味がわかる記事があります。読んでみてください。
まとめ
- MEC食とは予防医学に基づいて、お医者さんが考案したもので、肉(Meat)と卵(Egg)とチーズ(Cheese)を中心とした、タンパク質摂取がメインとなる食事法です。一口を小さくして30回噛むことも忘れないでください。
- 6ヶ月になると、赤ちゃんの体は母乳やミルク以外の食べ物を消化、吸収できるようになります。栄養が不足してくる時期なので、MEC離乳食で十分な栄養を摂らせてあげましょう。
- 色々なレシピがあります!大人が食べても美味しいものがあるので、赤ちゃんと一緒に楽しみましょう
- なかなか食べてくれなくても焦りは禁物です。赤ちゃんのペースに合わせて、ゆっくり進めていきましょう。
- MEC食で一番大事なことは一口30回噛む事だと思います。赤ちゃんは親のマネをするので、自分がよく噛むところを見せて、よく噛む子に育てましょう。




なんだか離乳食のこと、少しわかったような気がする。タンパク質と脂質が大事って言ってたわよね。あとよく噛むことね。とりあえず自分の食生活を見直してみようかしら。




とりあえずその笑顔が一番大切ですよ!赤ちゃんの一番の元気の源です!
笑顔になってくれてよかったです。赤ちゃんと一緒に美味しい食事を楽しんでくださいね!!




はぁ。疲れた。今日もほとんど寝てない。この前離乳食を始めたんだけど、何を食べさせてあげたらいいのかよくわからなくて。全然食べてくれない時もあるし、本当に悩んじゃう。