初めましての方は、初めまして。お久しぶりの方は、お久しぶりです。いつも読んでいる方は、いつもありがとうございます。どうもタブチです。
コロナウイルスの影響で僕も家族と過ごす時間が増えてきました。そこでよく母とダイエットの話題のになるのですが、うちの母はよく食べます。それでいつもお医者様にあきれられて、ダイエットを勧めているみたいですがうまくいきません。
どう説得すればよいですかね。誰か教えてください。まあ僕の悩みは置いとくとして。皆さん MEC 食ダイエットというのはご存じですか。知らない方もいらっしゃると思うので、簡単に説明しますね。
この頭文字にあるMECとは、「肉＝MEAT、卵＝EGGS、チーズ＝CHEESE」のことです。このダイエットは2つのルールを守るだけの簡単ダイエットです。
1.「肉、卵、チーズ」を食事の中心とし1日の目安量として、肉200g、卵3個、チーズ120gを食べる。
2.一口当たり30回噛んで食べる、麺やパンなどの軟らかいもの、ステーキやスルメなど固いもの関係なく30回噛む。
この2つの決まりを守ればお腹が膨まない時、追加で食べてもよい。またお酒を飲んでも良い。つまり、我慢のする必要がなく、簡単に継続することができるダイエットなのです。
この他に中高年から発症する肥満や糖尿病に関係してくる、高血圧、血糖値、中性脂肪値などの改善。また味覚がよくなった結果、炭水化物を「甘い」感じ、たくさん食べることがなくなります。
さらに調理・食事の準備に手間がかかりません。このダイエットを取り入れた方々は、きれいになって前向きになり、明るくなったというエピソードも多いです。
しかし、うまい話には落とし穴があります。その落とし穴とは「命を縮める」ということです。
命が縮まる。どういうこと。
炭水化物の糖分は体内で中性脂肪に変わり、人間のエネルギー源となります。炭水化物を絶つことで中性脂肪を減らして痩せる。というのが、MEC食ダイエットです。
人間には一日170gの糖が必要とされており、そのうちの120~130gは脳で消費され、30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費されます。糖質は、生命を維持するために欠かせない栄養素なのです。
糖質を制限してしまうと、代わりにタンパク質を構成しているアミノ酸を、肝臓が糖に作り変えるというシステムが働きます。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えていきます。
結果、筋肉量がどんどん減っていってしまうのです。「肉を摂ればよいじゃないか」という意見もありますが、現実には無理です。
なぜなら、人体の維持に必要なエネルギーをタンパク質や脂質でまかなおうと思ったら、毎日数kgもの肉を毎日食べ続けることになります。よって現実的ではありません。
糖質をとらないとどんな病気になるの？
糖質をとらず偏食を続けると、動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞、筋力低下による歩行困難、骨粗鬆症になります。特に女性は骨粗鬆症に注意です。なぜなら60代で2人に1人、70代だと10人に7人の割合で悩むことになります。
ほんのちょっとの病気やけがで寝たきりになってしまいます。現在MEC食ダイエットでトラブルが発生し、高齢者が病院やクリニックなどに通院するケースが増えています。
65歳以上の方は安易にMEC食ダイエットを行わないでください。死神の鎌が振り下ろされ、天命を迎えることになります。
炭水化物をしっかり摂ろう。
僕は別にMEC食ダイエットを否定する気はありません。実際にこのダイエットをやって40キロ痩せた方もいます。しかし、それが許されるのは、お医者様の管理下にあるときや若い時だけです。中高年から高齢者というくくりでは安易にやってはいけません。
安易にやった結果、脳梗塞または心筋梗塞で半身不随なってしまった。骨粗鬆症や筋肉の低下による歩行困難や寝たきりといった未来になってしまった。という方々が多くいらっしゃいます。
だからこそ、炭水化物はしっかりとらなければならないのです。
炭水化物の中で栄養価が高いのはお米です。理由としては、加工が少ないためこととパンや麺に比べて咀嚼の回数が多い点です。
パンや麺類は工場で作られているため余計なものが入りやすいですが、お米の場合稲を脱穀し、精米し水を加え加熱するだけです。
パンや麺類に比べて硬いため咀嚼の回数が多い。そのため同じカロリーを摂取しても噛む回数が多いため、太りにくい。また、唾液に混ざりやすく胃の負担が減って腸内環境がよくなります。
それでも気になる方はまず、以下の3点を段階的にやってみましょう。
- 間食を減らすもしくはやめる。
- 玄米や雑穀米を混ぜて食べる。
- ご飯とおかずの量を減らしてみそ汁の具をたくさん入れる。そしてゆっくり30回噛む。
①はわかりやすいと思います。間食の回数が多ければ多いほど、太るからです。僕の母は間食が多く、いつも何かを食べています。回数が多ければ多いほどカロリーも増します。
なので間食をやめましょう。間食を減らすもしくはやめることによって、余計なカロリーを抑えることができます。
②は 玄米や雑穀米を混ぜることによって、より植物繊維が取れて噛む回数が増えます。と同時に植物繊維が豊富なため便秘の解消にも役立ちます。
③ 大量の野菜などを入れ、ゆっくり30回噛むことによって満腹中枢が刺激され、食べる量のわりに太らないというものです。
少量でも炭水化物をとることで、健康な体作りが維持されます皆さんしっかり炭水化物をとって長生きしましょう。
参考までに朝ごはんにぴったりな動画がありますのでどうぞご覧ください。
まとめ
- 糖質をとらない偏食を続けると脳梗塞、心筋梗塞、筋力低下による歩行困難、骨粗鬆症になる。
- 65歳以上の人は安易にMEC食ダイエットを行わない。
- 炭水化物をしっかりとることで長生きができる。
簡単で継続しやすいダイエットの裏には健康を害し寿命を短くしてしまうことがわかったと思います。バランスの良い食事、適度な運動を行わなければ「寝たきりの生活」になってしまいます。
ちゃんとかかりつけのお医者様と相談してダイエットを行えば、美しく健康的な体が手に入ります。今回の記事があなたの人生の参考になれればととてもうれしいです。
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