僕は毎日数杯のコーヒーを飲みますが、皆さんはいかがですか?
僕はココアも好きですが、コーヒーも大好きです。ちなみにココアに関するおすすめ記事はこちらです。
僕は、朝目覚めのエスプレッソを1杯、日中仕事をしながらブラックコーヒーを1~2杯、夜ははちみつやミルクを入れて飲むことが多いです。頭がすっきりとしてリフレッシュできる身近な飲み物ですよね。
ただの嗜好品としか思っていなかったんですが、調べてみると、身体にいいことや、コーヒーを使った新商品が出ていることがわかり、日常生活にあったコーヒーがなんだか特別なものに見えてきました。そんなコーヒーの秘密をぜひご紹介させてください。
コーヒーの歴史
コーヒーの発祥は、9世紀のエチオピアに遡ります。羊飼いのカルディ少年が、羊がある実を食べると元気になるということに気づき、真似して用いるようになったのが始まりです。この実こそが、コーヒー豆の焙煎前、赤く色づく「コーヒーチェリー」でした。
その後インドやヨーロッパに伝播し、日本にたどり着いたのは18世紀、オランダ人が長崎に持ち込んだといわれています。また、世界初の元祖インスタントコーヒーを発明したのは、日本人の男性です。
コーヒーの歴史は実に魅惑的で、時に戦争や情愛が絡んでいて面白いので、話のネタに調べてみるのもおすすめです。
コーヒーの栄養素
飲料のブラックコーヒーの99%は水分です。カフェイン、カフェー酸、クロロゲン、タンニンなどが含まれます。「アロマ」と呼ばれる、淹れたあと5分間持続する香り成分には、抗酸化作用のある物質がたくさん含まれているそうです。
たしかにすごくいい香りがして、リラックス効果もありますよね。僕は完全禁煙の喫茶店が好きなのですが、その理由は空間に充満する淹れたてのコーヒーの香りに包まれていたいから…だったりします。
また、飲み会のあと、2、3次会ではお酒ではなくコーヒーが飲みたいな、と思うことはありませんか?実は、これは理にかなっています。コーヒーに含まれるカフェインは胃酸の分泌を助け、取り込んだ食べ物の消化をスムーズにさせます。
コーヒー豆を食べてみる
コーヒー豆を食べたことはありますか?僕はあります。見た目がチョコレートみたいでおいしそうだなと思い、挽く前の豆をかじってしまいました。食べたことある人はわかると思うんですが、あまりおいしくはないです。
でも僕はまずい!とまでも思わなかったです。苦みやえぐみ、高カカオみたいな酸味、香ばしい香りがすっと鼻を抜けます。
コーヒー豆は「コーヒーノキ」というアカネ科の木からとれます。コーヒーベルトと呼ばれる、赤道に近い国で栽培されますが、観葉植物用ならお花屋さんにも並んでいるので、機会があればぜひ見てみてください。ジャスミンのような香りの真っ白な花を咲かせます。
抽出前のコーヒー豆に含まれる栄養素
・ポリフェノール…抗酸化作用
・カフェストール…がん予防効果
・植物性タンパク質…髪や爪をつややかにする
とはいえ、昔の僕みたいにそのまま食べてしまうのではなく、チョコレートにコーティングされた豆のお菓子を食べたり、粗挽きの豆をバニラアイスにトッピングしてカフェオレのような風味を楽しんだり、シリアルに混ぜ込んだりがおすすめです。下記に、レシピを紹介しますね。
抽出後と違い、表面に油分があり、カロリーがしっかりあるので、一度に数粒程度がよいと思います。食べすぎは睡眠障害にもつながりかねません。
コーヒー豆の食物繊維
上記の成分の他に、コーヒー豆にはマンナンという水溶性食物繊維が含まれます。「こんにゃくマンナン」など聞いたことがありませんか?
この食物繊維は体内を時間をかけて移動するので、糖質の上昇をゆるやかにし、結果として肥満を予防してくれます。また、コレステロールを吸収して、スムーズな排泄ができるようサポートしてくれるので、便秘解消や肌を美しくするなど、うれしい効果があります。
抽出後のコーヒーにはこういった食物繊維は基本的に含まれていませんが、いまはふんだんに含まれた市販品なども出ていますので、スーパーを観察してみてくださいね。
コーヒー豆を使ったレシピ
コーヒー豆から食物繊維を摂取するため、日常にとりいれやすいようなレシピを紹介します。ぜひ作って食べてみてください。
よくおしゃれなチョコレート屋さんや雑貨屋さんにおいてある王道コーヒービーンズチョコは、このようにして作ることができます。
甘すぎずビターなので、甘いものが苦手な方へのプレゼントにもぴったりです。口の中でコーヒー味がほろ苦く広がっておいしいです。
また、実は、コーヒーかすにはたくさんの食物繊維が含まれています!本来なら捨ててしまうものを活用できるのは嬉しいですね。出がらしコーヒーのレシピを紹介します。
材料も少なく覚えやすいレシピです。オーブンに入れるまでが早いので思い立ったら家にあるものですぐに作れます。
こちらは淹れたてのコーヒーと、それに使った出がらしのコーヒーの入ったケーキです。食感と香り両方でコーヒーを味わえます。
おまけ知識!コーヒーフラワー
もうひとつコーヒーに関してお伝えしたいことがあります。今、注目のスーパーフードのひとつ、コーヒーフラワーです。このフラワーはお花ではなくflour、小麦粉の意味です。コーヒー豆のとれる、コーヒーチェリーからとれるパウダーで、ケーキ作りやワッフル作りなどに使うことができます。
グルテンフリーなのも健康オタク気味な僕としては嬉しいところです。上記のような、きれいな薄いコーヒー色で、お花やフルーツのような香りがほんのり漂います。要素の半分は食物繊維でできているという驚きの食べ物で、全粒粉の5倍の食物繊維が含まれます。
今までコーヒー豆を取り除いた残りのコーヒーチェリー部分は河川などに廃棄されていました。しかし、捨てる部分を有効に活用できるので環境に配慮されているという、人間にも地球にも優しい食べ物なんです。
まだなかなか市場に出回っていないところが惜しいところですが、ネット通販で手に入れることができます。
まとめ
- コーヒーの歴史の始まりは、「コーヒーチェリー」を羊飼いの少年が食べたこと
- 飲み物としてのコーヒーは胃酸の分泌を助ける
- 食物繊維摂取が目的なら豆を齧るのが断然おすすめ!量は数粒程度
- コーヒーに含まれる水溶性食物繊維は、便秘解消や美肌への近道
- 新商品「コーヒーフラワー」は画期的な商品で食物繊維たっぷり
コーヒーは便通をよくしますが、利尿作用も強いのでくれぐれも飲みすぎには気を付けてくださいね!それではよいコーヒーライフを。
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