食物繊維は漬物で摂れる!生きて腸まで届くアレで腸内環境改善を!

先日、出張で鹿児島に行ってきました。お昼にラーメンを食べたんですけど、店員さんがお水と一緒に漬物持ってきたんですよ。え、頼んでないけど?と思って、店員さんに「漬物頼んでませんけど…」って言ったんです。

そしたら、「鹿児島ではラーメン屋では漬物が出てくるのが普通なんですよ」と教えてくれました。無類の漬物好きの僕は、もう嬉しくて嬉しくて。翌日のお昼も、別のラーメン屋さんに行ってみました。もちろん漬物が出てきましたよ。前日のお店とは味が少し違います。

その店その店の味があるみたいですね。中にはテーブルに壺に入った大量の漬物が置いてある店もあるとか。漬物食べ放題です。漬物好きの皆さん、鹿児島サイコーですよ。

最近は食生活が欧米化していて、レストランなどに行くと洋食メニューが多いですね。付け合わせにはサラダがついてくることが多いです。和定食みたいなのを頼むと、漬物がついてくることもありますが、小っちゃい小皿にこれまたちょこっとしか盛られていないんですよね。

漬物好きとしては悲しい限りです。現代の食事は、お肉などの脂質が多い食事が増えています。逆に、食物繊維の摂取量は急降下しているんです。こうなると僕たちの体に起きてくることは、まず太ってきます。そして便秘にもなります。

ほかにも生活習慣病である糖尿病や高血圧などに悩まされるようになってしまうんですよ。こうなると一生お薬を飲み続けなくてはならなくなります。そんな生活、僕は絶対に嫌です。病気の原因は腸内環境が悪くなってしまっているからなんです。

腸内環境は食物繊維を摂ることで改善できます。昔から日本にある漬物は、食物繊維を摂るのにとってもいい食べものなんです。自宅で簡単に作ることもできますしね。ちなみに僕はぬか漬けを自分で作ることにはまっています。

昔おばあちゃんから、「漬物っていうのはとってもすばらしい健康食品なんだよ」と教えてもらったことがあります。久しぶりにその言葉を思い出して調べてみたら、漬物は食物繊維以外にも腸にとってとても重要なものを持っていることがわかりましたよ。

漬物手作り派のあなたも、買う派のあなたも、ぜひ読んでみてください。

漬物の種類

スーパーに買い物に行くと、いろんな種類の漬物が売っていますよね。どれも美味しそうで見てるだけでほっかほかの白ご飯が頭に浮かんできます。漬物には、いろいろな分類の方法がありますが、ここでは発酵を伴うものそうでないものに分けて説明します。

発酵を伴うもの

発酵を伴って作られる漬物には、ぬか漬け奈良漬け味噌漬けなどがあります。野菜やいろいろな食材を、米ぬかや酒かすなどの漬け床に漬けて作られています。ちなみに、奈良漬けは酒かすに漬けて作られます。

食材にもともとついている乳酸菌などが、漬け床の中で食材に含まれている糖を分解して発酵することで、風味が良くなったり保存ができるようになります。

僕はまだまだぬか漬け作り初心者なんですが、大根、ニンジン、キュウリあたりを漬けてみました。野菜を漬けるだけで美味しい漬物が出来上がるし、毎日ぬか床を混ぜるので、混ぜている右手はツヤツヤすべすべになっています。

ぬか漬け作り難しそうだなと思ってる人も、意外と簡単なのでぜひ動画を見ながら挑戦してみてはいかがですか?

引用:YouTube  nyaa-channel

発酵を伴わないもの

発酵を伴わない漬物には、浅漬け松前漬け、京都で有名な千枚漬けなどがあります。お酢や砂糖などが入った調味液に野菜を浸して作られています。浅漬けはとっても手軽なので、家庭でもよく作るんじゃないでしょうか。

僕もよく作ります。なんかおかずが物足りないな~って時、ジッパー付きの袋に、キュウリとか白菜とか、冷蔵庫にちょこっと残った野菜を切ってを入れ、調味液を入れてよく揉んで少し置いたら出来上がり。簡単に一品プラス出来て、野菜も摂れますしね。

千枚漬けも大好きで、先日母が京都旅行のお土産に買ってきてくれてました。漬物作りにはまってる僕は、千枚漬け作りにも挑戦してみたんです。京都のものは、京野菜の聖護院かぶというとても大きなかぶを使って作られています。

僕は近所の八百屋で売っていた普通の小さいかぶで作りました。さすがに本場のものには勝てませんが、自分で作ったものってやっぱり美味しいですね。

腸内環境って?

僕たちの腸の中には、本当にたくさんの細菌が棲んでいます。そのたくさんの細菌がバランスをとることで腸内環境が良くなったり、悪くなったりしています。この細菌は、善玉菌悪玉菌日和見菌の3種類にわけられます。

字を見てなんとなくイメージできる通り、善玉菌は体にとって良い働きを、逆に悪玉菌は体にとって悪い働きをする菌です。このどちらにも入らない、どちらの種類にも属さないのが日和見菌です。

この日和見菌というのは、善玉菌が多ければ善玉菌へ、悪玉菌が多ければ悪玉菌へ、そのときどきの多い方の菌になびいて味方しまうちょっと浮気性な性格の持ち主です。腸内環境はこの3種類の菌のバランスで決まってきます。

理想的なバランスは、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%です。善玉菌が多い状態の腸内は良い腸内環境、悪玉菌の方が多い状態は腸内環境が乱れてる状態になります。

腸内環境は、僕たちの生活習慣や食生活によって変化します。唐揚げ、ハンバーグ、焼き肉が好きですか?僕は大好きです。だんだん年とともにあまり量が食べられなくなってきましたが、やっぱり美味しいですよね。でもそれが悪玉菌の大好物、悪玉菌にエサを与えているようなものなんですよ。

腸内環境が悪くなると、便秘になったり風邪をひきやすくなったり、うつになってしまったりするんですよ。腸内環境とうつがどう関わるの?と思ったあなたには、こちらの記事をおすすめします。

漬物で腸内環境が良くなる?

腸内環境を整えるには、善玉菌の数を増やして、善玉菌優勢な環境にしなくてはいけません。

それには、漬物に含まれている食物繊維を摂ることが重要です。漬物は、作る過程で水分が抜けるので、かさが減って食物繊維をたっぷり摂ることができます。

この食物繊維の他に、漬物はとっても重要なものを持っているんです。それは、ぬか漬けなどの発酵を伴って作られている漬物がもつ乳酸菌です。漬物に含まれている乳酸菌は植物性乳酸菌といって、生きたままで腸まで届くんです。

この乳酸菌、実は善玉菌のひとつなんですよ。しかも腸まで到達して、腸の中を悪玉菌の苦手な酸性に変えてくれるんです。そうなると悪玉菌はこりゃまいった~と退散するしかありません。悪玉菌が減れば、善玉菌が優勢になり、腸内環境が良くなりますね。

漬物の効果、すごいですね!でも、効果は乳酸菌だけではありません。漬物は、食物繊維が豊富だとさっき話しましたね。この食物繊維が善玉菌のエサなんです。善玉菌はエサを得てさらに菌の数を増やすことができます。これでさらに善玉菌優勢の環境を作ることができます。

僕がぬか漬けを作り始めたのが約1年前なんですけど、その頃から風邪をひかなくなりましたね。たくさん作って母や妹にもおすそ分けするんですけど、二人とも便秘で苦しむことがなくなったって喜んでました。

僕の大好きな食べ方のひとつが、大根のぬか漬けを小さく切って納豆に入れて食べるのがお気に入りです。納豆のネバネバと漬物のポリポリした触感が面白いですよ。漬物の乳酸菌と食物繊維、そして納豆の食物繊維で腸内環境の改善にももってこいです。

まとめ

では、この記事の要点をおさらいしましょう。

  • 漬物には食物繊維が豊富
  • ぬか漬けなどの発酵を伴う漬物は生きて腸まで届く乳酸菌も豊富
  • 腸内環境を良くするには善玉菌が優勢な状態にする
  • ぬか漬けなどで腸内環境が良くなる

日本に昔からある漬物はやっぱり体にいいんですね。おばあちゃんが言っていた「漬物はすばらしい健康食品」ってのも間違ってはいません。先人の知恵っていうのはやっぱりすごいです。漬物食べて、体の中から健康になりましょう。

でも、漬物には塩分が含まれていますので、お医者さんから減塩の指導を受けている人は、適量を守って食べてくださいね。

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