近年寿命が著しく伸びた日本。
そんな中で日本の三大疾病はご存知ですか。
- がん
- 心臓病
- 脳卒中
となっています。
生活習慣病といわれるこれらの病気。
暴飲暴食している人であればなっても納得かもしれませんが、そうでなくとも昨今このように三大疾病に挙げられるほどになっています。
これらの病気、僕は結構身近に感じています。
老人ホームで勤めていた時に、病院から転所してきた方が脳卒中だったなんてこともありました。
僕の昔同僚だった人は現在病院で勤めているのですが、脳外科ということもありたくさんの脳卒中患者が入院しているようです。脳卒中患者の現実を聞くと正直「なりたくねぇ」な感じなんですけどね。
脳卒中予防には適度な運動、暴飲暴食をしないなどがある中「食物繊維」というキーワードがありました。
これはなんとも面白い、食物繊維で脳卒中が予防できるとのこと。
今回はそれを皆さんにお伝えしたいと思います。
まずは敵「脳卒中」を知ろう!




さて、皆さんは「脳卒中」にどんなイメージを持っているのでしょうか。
「頭が痛くなるやつだろ」「麻痺が出るよね」「いびきをかいたらまずいって言わない?」
それ、全部正解で全部惜しいです。
まずは敵を知ることから始めましょう。難しく考えずに「あ~!そうなの?」な気持ちで読んでくださいね。
脳卒中には脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血がある
脳梗塞は血管が詰まる病気、脳出血とクモ膜下出血は血管が破れる病気です
脳梗塞
「脳の血管が狭くなったり詰まったりすることで、十分な血液(酸素・栄養分)が流れなくなることで起こる状態」のこと。
動脈硬化で血管が狭くなったり、血栓が血管に詰まることで起こります。
種類には「アテローム性」「ラクナ梗塞」「心原性脳塞栓症」などありますが、あまり詳しく話すと頭がいたーい内容になりますので割愛します(笑)
動画だとスッと入ってきそうなので以下に載せますね。
症状は
- 手足に麻痺やしびれた感じが出る。顔も口の端が下がったりするので食べると口から食べ物が落ちることがある。
- ろれつが回らなくなったり、言葉が出なくなる、わからなくなったりする。
- いきなり視野の半分が欠けてしまう。
- バランスがとれなくなる
などがあると言われています。
そして原因は「生活習慣病」
高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満などが大きくかかわっているとされています。
脳出血
「脳内の血管が突然破れることで、脳内に出血した状態」のこと。
血が脳内にたまるので、手術が必要になったり、最悪のケースを考えなくてはならないことも。
症状は一部脳梗塞と同じなのですが
- 手足・顔のしびれ
- ろれつがまわらなくなる、喋られなくなる
- ふらつく・力が抜けたり入らなくなる(脱力)
- 視野の半分が欠けたり、二重に見える
- 吐き気を伴った強い頭痛がでる
です。
そして脳出血の最大の原因と言われているのが「高血圧」と言われており、動脈硬化や糖尿病も原因だと言われています。
クモ膜下出血
脳出血と同じで「突然脳内の血管が破れること」で起こるのですが、何が違うのかというとクモ膜下は動脈瘤(いわゆる動脈のこぶ)が破裂して起こるので、重篤になりやすいと言われています。
症状は軽い頭痛からの激しい頭痛で、激しい嘔気にも襲われます。
原因は明らかになっていませんが、リスクとして喫煙や高血圧・限度を超えた飲酒などが挙げられています。
以上、脳卒中のお話でした。
いやー固っ苦しい話は苦手って方、読んでくれてありがとうございます(笑)
ところで、この脳卒中の話を読んでいて気になる事、ありませんでしたか?
そう、原因によく出てくるのが「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」「肥満」などの生活習慣病と呼ばれるものであるということ。
この「生活習慣病」に対して「食物繊維」が効くんです。
どう効く?食物繊維が生活習慣病を打ち負かす!?
食物繊維と言えば、「便秘に効くよ~」ってことはご存知だと思います。
そう、少し前までその効果が知られておらず人の消化酵素では分解されない成分なので「いらないもの」としてとらえていた方も多かったとか。
それがあるとき「先進国には多い疾患(今でいう生活習慣病)がアフリカで生活している人には少ない」ということに気が付いた人がいました。そこで注目したのが食物繊維です。
そこで研究がされるようになり、現在でも食物繊維について研究されています。
最近は第六の栄養素として積極的に摂取するよう推奨されるようになりました。
では、次に食物繊維について、まとめたいと思います。
食物繊維の基礎知識
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」あるとされています。
代表的な食べ物に
- 水溶性食物繊維:こんにゃく 熟した果物 昆布・わかめ・モズクなど海藻類 かぼちゃ・大根などの野菜
- 不溶性食物繊維:豆類、野菜、玄米など
がありますが、以下の効果が報告されています。
便通がよくなる
これは皆さんよくご存じかと思います。
不溶性食物繊維は便の量を増して腸を刺激する。水溶性食物繊維は食品を包んでゲル化するので便が柔らかくなるという効果があります。
肥満・糖尿病の予防
食物繊維を食べるときのことをイメージしてみてください。食べるときによく噛んで食べますよね。
よく噛んで食べるということは満腹感も得やすく、食べすぎの防止になります。
また水溶性食物繊維は食物を包み込む働きがあるので、胃や腸などの消化管を通る際にゆっくり移動します。そのため消化や吸収が緩やかになるため、脂肪は吸収されにくく、血糖値も上昇しにくくなります。
高血圧の予防
水溶性の食物繊維の働きには不要な老廃物や有害なものを排泄する働きがあります。
このなかに塩分も含まれるのですが、余分なナトリウムが排泄されることで血圧を下げる効果があるとされています。
また、食物繊維は便通にいいので、無駄な力を入れず排便が可能です。
高血圧予防にもなりますが、高血圧の人が排便時に力を入れて血管が切れた、なんて例もありますので注意が必要ですね。
動脈硬化の予防
また、水溶性食物繊維はコレステロールも「不要・有害な物」として排泄してくれます。
そのため動脈硬化の予防になるというわけです。
余談~ほかにもこんな効果が~
食物繊維は腸内で働く善玉菌のえさとなってくれるので、腸内環境が整います。
これで腸活、ダイエット効果になるからうれしいですよね。
また、食物繊維を食べない人は摂取が多い人に比べて大腸がんになりやすい傾向にあるという研究結果もあります。
以上食物繊維が「生活習慣病の予防になる」という理由です。
食物繊維はとって損なし、意外とこんな効果があるって知らなかった人、多いのでは。
食物繊維はどれくらいとったらいい?




さて、食物繊維をとることで生活習慣病の予防になり、そのために脳卒中を予防できることはなんとなく理解できましたか。
それでは食物繊維、とればとるだけいいのでしょうか。そんなことはありません。
一般的に日本人の食物繊維の摂取量は足りていないと言われています。
以前和食を好んでいた日本人が食の欧米化に伴って、食物繊維の摂取量が減ったのが脳卒中などの病気を引き起こしたと言われています。
摂取量はどのくらいがいい?
実際食物繊維の摂取量は減ってきており、現在20代から40代の食物繊維摂取量は男性13~14g、女性11~13gとなっています。
では、本来どのくらい摂取しなければいけないのか。
本来便秘の予防でも20g、病気の予防も考えれば25g以上摂取することが望ましいとされています。
どう見ても足りていませんよね。そこで国が定めた指針により、男性20g以上、女性18g以上とされています。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスは?
これも片方に偏らない方がよいとされています。
わかりやすく言うと不溶性食物繊維はとりすぎると便が固くなって逆に便秘になりますし、水溶性食物繊維はとりすぎると水分を含みすぎて下痢になります。
不溶性食物繊維:水溶性食物繊維=2:1
がいいとされています、バランスよく摂取することがポイントですよ。
さて、不溶性食物繊維も水溶性食物繊維も含有量がわかりにくい、と思う人もたくさんいそうなので、数個例を挙げておきたいと思います。参考にしてね。
不溶性食物繊維(100g中)
- (乾燥)きくらげ 57.4g
- 切り干し大根 17.1g
- きなこ 15g
- ごぼう 3.4g
など。
きくらげは食物繊維多いですけど「乾燥」なので100g摂ろうとしたら病院運ばれちゃいますから注意です。
水溶性食物繊維(100g中)
- エシャロット 9.1g
- 大麦 6g
- 唐辛子 5.4g
- (乾燥)プルーン 3.4g
- 干しシイタケ3.0g
など
*海藻は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の分類が難しいそうで、別々に記載されていなことがほとんどです。
そして優秀なのが、最近ちょっと話題のもち麦。
もち麦は、100g当たりの含有量が不溶性:水溶性=3.9g:9gとなっています。




茶碗一杯約150gの中に半分の割合で3gもの食物繊維がとれるというから驚きです。
まとめ:食物繊維で脳卒中予防!
- まずは脳卒中を知ろう。原因は「生活習慣病」
- 「生活習慣病の予防」には食物繊維の効果がとても有効
- 日本人は食物繊維が不足している、バランスを守って食物繊維を摂ろう
でした。
人生これから長いですから、脳卒中なんてしたら人生大変ですよ。
これ、本当に他人事ではないので、あなたも明日からLet’s食物繊維生活です!
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